皆さんこんにちは、BnB Insight 編集部です。ここでは、2017年2月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、京都府の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。
引き続き違法な民泊に対する規制が厳しい京都では、株式会社iVacationが1月中旬に京都で民泊物件の運営を開始し、今後は町屋風民泊物件の量産化を図ると公表するなど、新たな動きも始まっていますが、1月はどのような状況だったのでしょうか?それではさっそく京都府の最新の民泊状況について見ていきましょう。
京都府のAirbnb掲載件数
2017年2月1日時点での京都府内の掲載件数は、前月比103.2%増となる4,571件でした。地区別に見ると、最も多いのが京都市で4,466件、次いで京都市下京区が1,015件、京都市中京区が689件、京都市東山区が668件となっています。
掲載件数が100件以上の地域で前月比が一番高かったのは109.9%増となる京都市南区で347件、次いで京都市北区が107.6%増となる213件、京都市下京区が106.7%増となる1,015件、京都市伏見区が103.6%増となる265件となっています。
京都府のAirbnbホスト数
2017年2月1日時点での京都府内のAirbnbホスト数は前月比100.7%増となる1,755名でした。京都市内を地区別に見てみると、最も多いのが京都市下京区で448名、次いで京都市中京区が363名、京都市東山区が326名となっています。
京都府のAirbnb稼働率
2017年1月の京都府のAirbnb稼働率は前月比マイナス-7.5%減となる45.8%でした。京都市内を地区別に見てみると、最も稼働率が高かったのは京都市東山区で52.7%、次いで京都市中京区の49.7%、京都市下京区の49.4%、京都市南区の47.6%と続きます。
京都府の想定宿泊単価
2017年1月の京都府のAirbnbの想定宿泊単価は前月比22円減となる16,009円でした。京都市内を地区別に見ると、最も想定宿泊単価が高かったのは京都市東山区で20,285円、次いで京都市南区の18,172円、京都市左京区の16,991円と続きます。
※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?京都では、京都市が昨年12月から違法な民泊に対する新たなガイドラインの運用を開始し、窓口の一本化など監視体制を強化しているものの、そうした動きとは裏腹に民泊物件数自体は増え続けています。既に東京や大阪の物件数の伸びが鈍化していることを考慮すると、よりその増加率が際立ちます。民泊だけではなく多くのホテルらが新オープンを控えている京都で、今後稼働率がどのように推移していくのか、引き続きこれからの動きに注目です。
さらに詳細なデータについては、下記より最新版の京都府の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。
(BnB Insight 編集部)
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