ここでは、2016年12月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、福岡県の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。
福岡では福岡市が今年の9月に改正した旅館業法関連条例が12月1日から施行され、初日から2件の申請がありました。福岡市の条例では1つの建物に一般住居と民泊施設が混在することが認めてられており、マンションにおける民泊も可能となっています。フロント設置義務もなく、かわりに管理事務所を徒歩10分圏内に設置すれば運用可能となっており、この柔軟性の高さから今後も申請件数はさらに増加していくと考えられます。
このように合法民泊の普及に向けた法整備も徐々に整いつつある福岡ですが、11月の民泊運用状況はどうだったのでしょうか?それではさっそく福岡県の最新の民泊状況について見ていきましょう。
福岡県のAirbnb掲載件数
2016年12月1日時点での福岡県内の掲載件数は、前月比104%増となる1,617件でした。地区別に見ると、最も多いのが福岡市で1,480件、次いで福岡市博多区が730件、福岡市中央区が547件となっています。
掲載件数が100件以上の地域で前月比が一番高かったのは106.7%増となる福岡市中央区で547件、次いで福岡市が104.3%増となる1,480件、福岡市博多区が103.9%増となる730件となっています。
福岡県のAirbnbホスト数
2016年12月1日時点での福岡県内のAirbnbホスト数は前月比102.9%増となる716名でした。地区別に見ると、最も多いのが福岡市で624名、次いで福岡市博多区で351名、福岡市中央区が259名となっています。
福岡県のAirbnb稼働率
2016年11月の福岡県のAirbnb稼働率は前月比0.8%増となる55.4%でした。物件数の増加にも関わらず全体の稼働率もしっかりと上昇しており、東京や京都ほどではないものの、福岡も高い民泊需要があることが分かります。地区別に見てみると、最も稼働率が高かったのは福岡市中央区で60.2%、次いで福岡市博多区の57.3%、福岡市の57.2%と続きます。
福岡県の想定宿泊単価
2016年11月の福岡県のAirbnbの想定宿泊単価は前月比234円減となる9,916円でした。地区別に見ると、最も想定宿泊単価が高かったのは福岡市博多区で10,847円、次いで福岡市の9,938円と続きます。
※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?福岡市では旅館業法施行条例が改正されましたが、福岡県は国家特別戦略特区にも指定されていますので、今後福岡市が北九州市に続いて特区民泊の制度を活用するのかどうかについても注目が集まります。福岡は他の都市以上にインバウンドビジネスのポテンシャルを持つ都市ですので、ぜひ今後の積極的な民泊推進に期待したいところです。
さらに詳細なデータについては、下記より最新版の福岡県の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。
【転載元】BnB Insight「【最新版!2016年12月1日時点】福岡県の民泊・Airbnb件数・稼働率・宿泊単価」
【参照サイト】BnB Insight
(Livhub 編集部)
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