京王電鉄株式会社(以下:京王電鉄)は2月14日、民泊事業への参入を公表した。東京都大田区蒲田において特区民泊を活用し、一棟まるごと民泊マンション「KARIO KAMATA(カリオ カマタ)」を2月22日からオープンする。
特区民泊において鉄道会社が事業主体となるのは初めてで、同事業は、2015年12月に出資した株式会社百戦錬磨(以下:百戦錬磨)と連携して行われる。
京王電鉄は、京王グループにおいて不動産事業やホテル運営事業ノウハウを保有している。一方の百戦錬磨は法律や制度など合法で民泊サービスを展開しているほか、子会社であるとまれる株式会社において民泊の予約仲介サイト「STAY JAPAN」を運営しており、相互の強みを生かしていく考えだ。
「KARIO KAMATA(カリオ カマタ)」は京急蒲田駅から徒歩4分、JR蒲田駅から徒歩7分の地上6階建全14室の民泊マンションである。6泊7日以上の中長期滞在者向を対象としており、羽田空港や品川駅へのアクセスのよい蒲田で「カップル用」、「ビジネス用」、「ファミリー向け」など多様なニーズに対応した。
定員3名の1Kタイプは2~4階で1泊11,000円。定員4名の1LDKタイプは5・6階で1泊21,000円。定員5名の2DKタイプはB1・1階で1泊21,000円だ。
2月15日から宿泊予約の受付を開始する。将来的に沿線活性化につなげたい考えであり、民泊ルールを定めた新法の成立後は、沿線のマンションも手掛ける見通しだ。
【参照ページ】京王電鉄、民泊事業参入へ 大田区で提供 鉄道業界初
【参照リリース】大田区蒲田で合法の一棟まるごと民泊マンション「KARIOKAMATA」がオープンします!
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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