ADDressとHafHの違いは?料金の仕組み・泊まれる場所・向く暮らし方

南伊豆の海へ下る草原の木道と柵

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夜行バスを降りると、見慣れない町の朝の空気に包まれる。週末だけ、あるいは月の半分だけ、別の場所で暮らしてみたい。そう考えて多拠点生活のサービスを調べはじめると、ADDress(アドレス)と HafH(ハフ)の名前に何度も出会う。

どちらも月額を払って泊まる場所を確保する仕組みだが、料金の数え方がまったく違う。ADDress は「予約チケット」の枚数で泊数を数える。HafH は「コイン」を積み立て、そのコインで宿を予約する。

違いがいちばん表れるのは、泊まる日数が毎月そろうか、ばらつくかという暮らしのリズムだ。料金の払い方、泊まれる場所、予約と解約のルールを公式の情報で並べてみると、自分に合うのがどちらか見えてくる。

1. 結論:泊まる日数が毎月そろうなら ADDress、ばらつくなら HafH

ADDress と HafH は、どちらも月額制で泊まる場所を確保するサービスだ。分かれ目は、料金を何で数えるかにある。

ADDress は、毎月決まった枚数の予約チケットが付く。国内の家なら1枚で1泊できる。泊まる日数がそのままプランの枚数になるので、月に何泊するかがだいたい読める人ほど使いやすい。

使わなかったチケットは付与から6か月後まで持ち越せる。月ごとの多少の差なら吸収できる設計だ。決まった町へ月に数回通う、といった使い方なら、必要な枚数を決めやすい。

HafH は、毎月コインを積み立て、そのコインで国内外の宿を予約する。積み立てる量は100〜2,000コインの間で50コイン刻みで選べ、通常コインには利用期限が無い。旅に出る月と出ない月の差が大きい人や、行き先に合わせて宿を選びたい人に合う。

反対に、それぞれ向いていないのはこんな人だ。

  • ADDress:泊まる日数の波が大きく、6か月のうちにチケットを使い切れない月が続きそうな人。海外の拠点を中心に使いたい人(海外拠点など一部は1泊に複数枚のチケットが要る)
  • HafH:泊まる日数が毎月ほぼ決まっていて、泊数から料金をすぐに計算したい人。HafH の月額は積み立てるコインの量で決まり、泊数とプランが一対一で結びつく仕組みではないためだ

ADDress の料金や口コミは、Livhub の定額住み放題サービス「ADDress(アドレス)」の口コミ・評判・料金のページにまとめている。

2. 料金の仕組みの違い:チケットとコイン

2-1. ADDress と HafH の比較表

項目 ADDress HafH
料金の単位 予約チケット(国内の家は1枚で1泊) コイン(1コイン32円)
料金・手数料(2026年10月時点) 7つのプランで月額980円〜19万9,600円(税込) 月額=つみたてコイン数×32円+メンバーシップ料金200円(税の扱いは表の下に記載)
毎月の量の選び方 チケット2枚〜60枚のプランから選ぶ(入会時は10枚・60枚プランを選べない) 100〜2,000コインを50コイン刻みで選ぶ(2か月目から変更でき、次の請求日から適用)
使わなかった分 付与から6か月後まで持ち越せる 通常コイン・旧コインは利用期限なし(ボーナスコインは付与日の翌年同月末日まで)
泊まる場所 国内の家(海外拠点も一部あり、1泊に複数枚) 世界の宿泊施設(2026年10月時点の公式サイトで2万以上)
使わない時期 月額980円のコミュニティプランもある 休会でき、休会中は月額がかからない
特徴 泊数で数えるので、月の予定から枚数を決めやすい 積み立てたコインで宿を選ぶので、月ごとの差に合わせやすい
おすすめな人 泊まる日数が毎月ある程度そろう人。決まった町へ通う使い方を考えている人 月によって泊まる日数がばらつく人。行き先に合わせて国内外の宿を選びたい人

ADDress の金額は公式の料金案内(税込表示)、HafH の金額は2026年10月時点の公式のお知らせをもとにしている。HafH の通常の月額は、300コインで9,800円、500コインで1万6,200円、1,000コインで3万2,200円という例が示されている。お知らせには税込・税別の表記が無いため、税の扱いは公式で確認が必要だ。

また HafH では、2026年10月8日から、月額会員に初めて登録する人は初月30%OFFになる(300コインなら初月6,860円)。終了時期は設けられていない。過去に一度でも月額会員に登録したことがある人は、退会済みでも対象外だ。

2-2. ADDress:チケットの枚数でプランを選ぶ

プラン 月額(税込) 毎月のチケット
コミュニティプラン 980円 一定期間使うと特典で1枚
2枚プラン 9,800円 2枚
5枚プラン 1万9,800円 5枚
10枚プラン 3万9,600円 10枚(入会時は選べない)
15枚プラン 5万4,400円 15枚
30枚プラン 9万9,800円 30枚
60枚プラン 19万9,600円 60枚(入会時は選べない)

ADDress の公式ヘルプに載る7つのプランだ。掲載の月額はすべて税込。

月に5泊したいなら5枚プラン、というように、泊数がそのままプラン名になっている。週末ごとに同じ港町へ向かい、土曜の朝に市場をのぞいて、日曜の夕方に帰る。そんな月を思い描くなら、予定表の泊数を数えるだけで必要な枚数が分かる。

月額980円のコミュニティプランもあり、契約中も家に滞在できる。一定期間使うと、特典として予約チケットが1枚付く。60枚を超えて使いたい人は、会員サポートに問い合わせる仕組みだ。

2-3. HafH:コインを積み立てて宿を予約する

HafH の料金は、毎月積み立てるコインの数で決まる。2025年8月1日からの料金体系では、コインの単価は一律32円。これとは別に、基本料金として月額200円のメンバーシップ料金がかかる。

コインは3種類ある。ウォレットの積み立てや単発購入で得る「通常コイン」と、2025年8月1日0時の時点で持っていた「旧コイン」には利用期限が無い。招待特典やキャンペーンなどで得る「ボーナスコイン」は、基本的に付与日の翌年同月末日が期限だ。使うときは、期限の早いボーナスコイン、旧コイン、通常コインの順に減っていく。

春は出張先で2泊、夏は家で過ごし、秋に海外の街を数日歩く。そんな波のある1年でも、通常コインは期限を気にせず積み立てておける。

3. 泊まれる場所と予約の方法

3-1. ADDress:国内の家をチケットで予約する

ADDress で泊まるのは、サービスに登録された「家」だ。予約チケットを使って家を予約し、国内の家なら1枚で1泊になる。海外拠点など一部は例外で、1泊に複数枚のチケットが要る。

同じ家を選んで通い続けるか、季節ごとに違う地域の家を選ぶかは、使う人しだいだ。枚数の単位が泊数なので、どちらの使い方でも予定と費用を結びつけやすい。

同じ町へ何度も向かううちに、駅からの道や季節ごとの景色が見慣れたものになり、旅先が「また帰る場所」に変わっていくこともある。泊数を数えて通う仕組みは、そうした土地との関係をゆっくり育てる暮らし方と相性がいい。

3-2. HafH:世界の宿をコインで予約する

HafH は、積み立てたコインでホテルなどの宿を予約する。2026年10月時点の公式サイト(英語版)によると、掲載は世界の2万以上の宿泊施設だ。

チェックイン当日までに貯まる予定のつみたて額を先に使って予約する「あと払い予約」もある。コインがまだ足りない時期でも、先の旅の宿を押さえておける。

行き先を毎回変える旅は、知らない土地に身を置くたびに、ふだんの自分の暮らし方を外から見つめなおす時間にもなる。

4. 申し込みから滞在までの流れ

京都の町家の門越しに見える石畳の小径と歩く人の後ろ姿

4-1. ADDress の場合

  1. プランを選んで申し込む。入会時は10枚・60枚プランを除くプランから選ぶ
  2. 本人確認書類を提出する。チケットを使うには、日本国内で発行された書類(運転免許証・運転経歴証明書・マイナンバーカード・住所記入欄のあるパスポートなど。外国籍の人は在留カード・特別永住者証明書も可)が要る
  3. 毎月、プランの枚数のチケットが付く
  4. 泊まりたい家を選び、チケットを使って予約する
  5. 家に滞在する。使わなかったチケットは付与から6か月後まで持ち越せる

4-2. HafH の場合

  1. 新規登録のときに、毎月のつみたてコイン数(100〜2,000コイン、50コイン刻み)を選ぶ
  2. 毎月コインが積み立てられ、月額(コイン数×32円+メンバーシップ料金200円)を払う
  3. 貯まったコイン、またはあと払い予約で宿を予約する
  4. 宿に泊まる
  5. 2か月目から、つみたてコイン数を変えられる。変更は次の請求日から適用される

5. 気をつけたいこと

5-1. ADDress の注意点

  • チケットを持ち越せるのは付与から6か月後まで。泊まらない月が長く続くと、使い切れないおそれがある
  • 掲載の月額は税込だが、家によって宿泊税などが別にかかる場合がある
  • 入会時は10枚・60枚プランを選べない。最初から月に10泊前後を考えている人は、選べるプランの枚数を確かめてから申し込むと迷わない
  • 海外拠点など一部の家は、1泊に複数枚のチケットが要る

5-2. HafH の注意点

  • 旅に出ない時期は休会できる。休会中はメンバーシップ料金もつみたて額もかからない
  • つみたてコイン数を変えられるのは2か月目からで、変更は次の請求日から適用される
  • ボーナスコインを使うには本人確認が必要で、利用期限は基本的に付与日の翌年同月末日まで
  • 予約はチェックイン前日まで無料でキャンセルできる。当日以降の扱いは、予約の前に公式で確かめてほしい

6. ADDress と HafH の詳細

6-1. ADDress(アドレス)

ADDress(アドレス)公式サイト

画像出典:ADDress(アドレス)(2026年10月時点)

ADDress は、月額制のサブスクリプションで国内の家に泊まるサービスだ。料金はチケットの付与枚数で決まる7つのプランで、すべて税込で示されている。

入会時に選べないのは10枚・60枚プランだけで、月額980円のコミュニティプランもある。いきなり多くの泊数を約束せず、少ない枚数から暮らしのリズムを確かめられる。

合うのは、月の泊数をある程度決められる人だ。合わないのは、数か月まったく泊まらない時期がありそうな人や、海外での滞在を中心に考えている人だ。

6-2. HafH(ハフ)

HafH(ハフ)公式サイト

画像出典:HafH(ハフ)(2026年10月時点)

HafH は、毎月コインを積み立てて世界の宿を予約する旅のサブスクだ。2026年10月時点の公式サイトでは、積み立てを続ける人向けの仕組みも用意されている。

  • ウォレットボーナス:通常コインの残高に応じて、年率最大12%のボーナスコインが付く。上限は当月に獲得した通常コインの20%で、休会中の日は計算されない
  • 会員ランク:100コイン以上のつみたてを続けた期間で、VIPシルバー(3か月目)、VIPゴールド(6か月目)、VIPプラチナ(12か月目)と上がり、宿泊のコインが最大10%割引になる

合うのは、旅の頻度に波があり、行き先に合わせて宿を選びたい人だ。合わないのは、泊まる日数が毎月ほぼ決まっていて、泊数とプランを一対一で結びつけて料金を考えたい人だ。HafH の口コミは、旅のサブスク「HafH(ハフ)」の評判と口コミのページで案内している。

7. ひとつの拠点に長く住みたい人の選択肢

ADDress も HafH も、泊まる日数を単位にした料金設計だ。ひとつの町に1か月以上腰を据え、自分の部屋として暮らしながら地域を知りたいなら、家具付きの住まいを月単位で借りる方法もある。

サブスク住居の unito(ユニット)もそのひとつで、初めて使うときは初回登録料9,800円がかかる(2回目以降はかからない)。詳しくはサブスク住居「unito(ユニット)」の評判と口コミのページで扱っている。

7-1. オークハウス

オークハウス公式サイト

画像出典:オークハウス(2026年10月時点)

株式会社オークハウスは、1992年創業のシェアハウス運営会社だ。家具・家電付きのシェアハウス・アパートと、大規模なソーシャルレジデンスを運営している。シェアハウスは、台所や居間などの共用部を住人で分け合う住まいの形だ。

敷金・礼金・仲介手数料は0円で、連帯保証人は要らない。最短1か月から契約できる。2026年10月時点の公式サイトでは、物件は東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県・福岡県にある(物件タイプにより異なる)。

空室情報は15分ごとに更新され、ヘルプセンターでは日本語・英語・韓国語・中国語・フランス語の問い合わせを24時間受け付けている。

合うのは、共用部のある住まいで、ひとつの町に1か月以上暮らしてみたい人だ。合わないのは、週ごとに違う町へ移りたい人だ。

7-2. goodroom サブすくらし

goodroom サブすくらし公式サイト

画像出典:goodroom サブすくらし(2026年10月時点)

goodroom サブすくらしは、全国のホテルやマンスリーに1か月から(ホテルは最短14日から)住み替えられるサービスだ。家具・家電付きで、最短翌日から入居できる。goodroom residence には住民票も置ける。

初期費用は初回登録料の9,800円だけで、敷金・礼金・仲介手数料は0円(24か月賃貸プランは除く)。毎月の費用は、goodmembers 会員費の月980円と家賃(施設により異なる)だ。拠点によっては、ラウンジ・キッチン・コワーキングスペース・カフェ・大浴場・サウナなどの共用部がある。

合うのは、2週間〜1か月単位で暮らす街を変えたい人だ。数泊ずつ移動したい人には、ADDress や HafH のほうが単位が合う。

8. まとめ

ADDress は、国内の家に1枚で1泊できるチケット制だ。泊まる日数が毎月ある程度そろう人に向く。

HafH は、1コイン32円で積み立てるコイン制だ。泊まる日数が月ごとにばらつき、行き先に合わせて国内外の宿を選びたい人に向く。

ひとつの町に1か月以上暮らしたいなら、オークハウスや goodroom サブすくらしのような月単位の住まいも候補になる。

申し込む前に、この先3か月の予定表に「泊まりたい日」を書き出してみるとよい。毎月の数がそろうか、ばらつくか。それが分かれば、どちらの料金の数え方が自分の暮らしに合うかが見えてくる。

※この記事は、2026年10月時点の情報をもとに作成しています。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

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Livhub 編集部

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