ANAホールディングスは9月3日、訪日客向けガイドマッチングサービス「Huber.」(ハバー)を運営する株式会社Huber.に出資し、Huber.を活用したインバウンド施策において協業することを公表した。
Huber.は、日本を知りたい訪日客と、国際交流したい日本人をつなぐ、訪日客向けのガイドのマッチングサービスだ。2017年10月より全国展開を開始している。
協業にあたり、ANAは社員向け人事研修にHuber.を導入し、ANAグループ社員はグローバルコミュニケーション力向上のためHuber.へ参加する。また、Huber.社が提供するヒアリングシステム「旅診断」を通じて、訪日客の嗜好性や行動ルートを分析し、潜在ニーズを発掘するとともに、機内から滞在中の観光ガイドに至る新たな体験価値の提供を目指す。ANAはHuber.社に対する他の出資者との連携による共同プロモーションも展開する方針だ。
ANAグループは、Huber.社との協業について、日本の地域創生に貢献するとともに、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献するとしている。
「SDGs」は2015年9月の国連サミットで採択された、2016年から2030年までの国際目標だ。日本国内でも取り組みは進んでおり、2018年のSDGs達成度ランキングでは、日本は156か国中15位となっている。【参照:SDSN(国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)】
Huber.社は、訪日客が増加する一方、言語の壁や異文化交流の少なさから、日本は海外から旅行者を迎え入れる体制に遅れがあるため、まだまだ日本の魅力を発信できていないとし、ANAグループと連携することで、多くの訪日客に日本の魅力を伝えていくとの考えを示した。
今後、両社の取り組みにより、訪日客と日本人の交流の輪が広がり、地方の観光客誘致につながることに期待したい。
【参照ページ】訪日外国人向けガイドマッチング・プラットフォーム「Huber.」(ハバー)を活用し日本のおもてなしを伝えていきます|プレスリリース|ANAグループ企業情報
【参照ページ】>ANAホールディングスと連携し、日本の魅力を発信 | Huber. Inc
(Livhubニュース編集部)
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