スペースマーケットと民泊Wi-Fiのジェイピーモバイルが業務提携

スペースの時間貸しや宿泊プラットフォームを運営する株式会社スペースマーケット(以下、スペースマーケット)と民泊Wi-Fi事業を手掛けるジェイピーモバイル株式会社(以下、ジェイピーモバイル)は5月8日、業務提携したことを公表した。

スペースマーケット×ジェイピーモバイル

同提携により、スペースマーケットは同サイトに掲載しているホストに対するジェイピーモバイルWi-Fiの提案、スペースの有効活用についてのセミナーの共同開催等を行う。一方、ジェイピーモバイルは関西エリアでの営業力を活用し、スペースマーケットの関西エリアにおける地域パートナーとして宿泊および時間貸しのスペースの開拓を担う。具体的に、民泊撤退オーナーに対する時間貸しの提案と物件の獲得、関西エリアにおける宿泊および時間貸しスペースの開拓とスペースマーケットへの掲載支援を行う。

スペースマーケットは2014年のサービス開始以来、さまざまな場所をネットで1時間単位から簡単に貸し借りできる「時間貸し」のマーケットプレイスを展開し、寺・古民家・映画館・離島・宿泊できる民家など約9,000のスペースを掲載している。なかでも「お寺で開発会議」「映画館で社員総会」「島でコスプレ撮影会」といった法人・個人のユニークな活用事例が話題となっている。2017年からは関西エリアの利用が急激に高まり、直近2年間で5倍以上の成約を達成した。

スペースマーケット 直近2年の関西における成約スペース推移

スペースマーケット 直近2年の関西における成約スペース推移

一方のジェイピーモバイルは民泊事業者向けWi-Fiルーターを5,500以上の施設に提供し、民泊営業を行うホスト・管理会社から、宿泊施設を利用する顧客の満足度向上を期待できるサービスとして支持され、民泊Wi-FiシェアNo.1となった。同社は今回の提携により、サービス提供中の民泊Wi-fiと同一内容のサービスをスペースマーケットのユーザーに対してキャンペーン価格にて5月中に開始することも予定している。

住宅宿泊事業法施行まであと1か月ほどと迫るなか、民泊での物件の活用を含めスペースの活用方法を探っているオーナーに向けて行われた今回の業務提携は、両社の販路拡大の有効な布石となりそうだ。

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(Livhubニュース編集部)

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