不動産デベロッパーの株式会社ベストウェイ(以下:ベストウェイ)は6月7日、クリエイティブユニットLQID(リキッド)とコラボレートし、アートミュージアムさながらの民泊専用アートマンション「THE AOCA│Apartment of Contemporary Art, Tokyo」を建設したことを公表した。
史上初の民泊専用アートマンションは大田区山王3丁目に誕生した。同プロジェクトを皮切りに2018年1月に完成する23区内のマンション2棟にもアートを施す見通しだ。
昨今、ニューヨークのホテル・チェルシーや、今や不動の人気を誇るエース・ホテルなど、世界各国の主要都市には当たり前のようにアートホテルやアートホステルが存在し、カルチャーコミュニケーションが育まれる場所として機能している。そこで、ベストウェイは、国内外のアーバンコンテンポラリーアーティストに着目、LQIDと共に「グローバルレベルのアートが、もっと身近に楽しめ、体感する事ができる空間構築」を目指し、民泊専用アートマンションの建設に踏み切った。
LQIDはアートディレクター、アートキュレーター、ビデオグラファー、フォトグラファーを中心に結成されている国内だけでなく世界各国で活動するクリエイティブクルーだ。同プロジェクトの参加アーティストはLos Angelesを代表するグラフィティ・ライターOG SLICK(オージースリック)。また、OG SLICKが主宰するDISSIZIT!(ディスイズイット)に所属する唯一の日本人COOK(クック)。そして東京を代表するアーティストコレクティブ81BASTARDS(エイティーワンバスターズ)のMHAK・YOSHI47・井上純・Naoki ”SAND”Yamamoto・OTの7名だ。
アートワークは全17室あるゲストルームはもちろん、外壁、エントランス、ルーフトップなど様々な場所に施されており、グラフィティ・ライター、ミューラリストとしての技量と才能が存分に発揮されている。
ベストウェイは、経年によって価値が落ちる不動産と、作家の知名度によっては年を経ても価値が上がるアート作品を融合することで、収益不動産の付加価値を高め投資のリスク分散につなげるという新たな市場の創造も視野に入れ、アートによって不動産の付加価値を高める取り組みへの意気込みをみせる。
【参照リリース】特区民泊エリア大田区にて史上初の民泊専用アートマンション「THE AOCA│Apartment of Contemporary Art,Tokyo」が誕生
【関連ページ】東京都大田区の民泊・旅館業簡易宿所・特区民泊に関する条例・法規制
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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