ビジネス向け民泊専用サイト「TripBiz」を運営する株式会社TRIPBIZは1月22日、株式会社AIトラベル(以下、AIトラベル)と業務提携に合意したと発表した。
提携は「すべてのビジネスパーソンに快適な出張体験を提供すること」を目的に行われる。全国のビジネス向け民泊物件を掲載する「TripBiz」に、出張時の交通手段と宿泊先検索から経費処理、コスト分析までを一括管理できる「AIトラベル」を連携することで、利用者の宿の選択肢を拡大するだけでなく出張手配や管理の効率化までを提供できるようにする。

AIトラベルは出張手配業務をクラウド上で管理可能なサービスだ。出張の要件を入力するだけで最適なホテル・飛行機・新幹線の情報を収集でき、総務・経理向けの管理画面ではリアルタイムに一元管理できるだけでなく分析改善や施策の立案・実行も支援する。これまではビジネスホテル・旅館などの宿泊物件が掲載されてきたが、提携により新たに「民泊」の選択肢が加わる。AIトラベルでは「民泊」による宿泊経費削減などのメリットを見出している。
また、TripBizにおいてもAIトラベルユーザーからの宿泊利用による稼働率向上とリピート利用に期待を高めている。今後、2018年4月を目途にTripBizに掲載中のビジネス向け民泊物件をAIトラベルに取り込み、宿泊先候補として検索できるようにしていく見通しだ。
TripBizは2017年3月に日本で初めてビジネスシーンに特化した民泊プラットフォームサービスとして開始した。昨年7月には住宅宿泊事業法案(民泊新法)を見据え、集客チャネルの多角化と稼働率向上を目的とし、株式会社レジデンストーキョーのマンスリーマンション掲載に踏み切った。今回、より出張に特化したサービスであるAIトラベルと連携し、これまでAIトラベルになかった民泊が宿泊先候補として加わることにより、ビジネスにおける民泊利用がさらに進みそうだ。
(Livhubニュース編集部 平井 真理)


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