民泊向けIoTデバイス「TRIP PHONE」初となるホテルでの運用開始

株式会社インベスターズクラウドは9月12日、子会社である株式会社iVacationが開発を行う「TRIP PHONE」を、株式会社からくさホテルズ(以下、からくさホテルズ)が経営・運営管理する2つの「からくさホテル」で運用を開始することを公表した。TRIP PHONEのホテル事業者へのレンタルは今回が初となる。

からくさホテルは新しいコンセプトの宿泊特化型ホテルだ。多言語対応可能であるほか、レジャースペースや、コインランドリー、イスラム教徒向けの「祈祷室」が完備されている。さらに全室ユニバーサルコンセントを採用していることから海外製電化製品に対応可能だ。2016年にオープンし、関西エリアを中心に5店舗を展開、さらに全国展開に向け5店舗をオープン予定である。「TRIP PHONE」が導入されるのは「からくさホテル京都I」と「からくさホテル大阪心斎橋I」の2店舗だ。

からくさホテル

2店舗のからくさホテルにてTRIP PHONEを有料でレンタルする。TRIP PHONE最大の特徴であるIoTを活用した多言語対応のコンシェルジュサービスで、観光案内やレストラン予約、タクシー手配などのフロント業務を24時間チャットで代行する。利用者はTRIP PHONEを活用することで、より多くのサービスを受けられるほか、テザリングでポケットWi-Fiとしても利用でき、さらに翻訳、観光音声ガイドなどの機能を活用できることから、旅の利便性が大幅に向上する。

もとは民泊向けIoTデバイスとして開発されていることため、コンシェルジュアプリから利用者の行動データの可視化を行う「データエクスチェンジサービス」も提供している。今後は収集データの幅を広げ、蓄積したデータを統合的に集積・分析可能な、データエクスチェンジプラットフォームの構築を目指していく見通しだ。

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Livhub 編集部

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