株式会社ブートコミュニケーションは7月6日、旅館やホテルなどの宿泊時や民泊などにも利用できる世界初の宿泊管理サポートアプリ「toma-ru」の配信開始を公表した。
「toma-ru」は日本語、英語、中国語簡体字・繁体字、タイ語、韓国語の多言語対応宿泊管理サポートアプリで、無料でダウンロードできる。本人確認機能や各部屋ごとの設定機能、退去時刻のアラーム通知機能、チャット機能等の機能がある。
「本人確認」は、宿泊者がチェックイン時にタブレットで顔とパスポートを撮影し、管理者がPC画面上でそれらを照合できるというもの。また、「各部屋ごとの設定機能」は、部屋ごとに利用規約、設備の取扱説明、緊急連絡先をアップロードし、細かな対応ができる。「退去時刻のアラーム通知機能」は、管理者が宿泊者の退去予定時刻前にアラームを設定し、退去を促すことができる他、チェックアウトの確認も可能だ。「チャット機能」は、家電製品の使用方法等、分からないことがあった場合に管理者へ直接チャットで連絡をとることができる。
この他にも、宿泊先の住所から自動検索できるデリバリー注文やタクシー予約機能、各言語の翻訳付きビデオオンデマンドサービス機能などを拡張していく予定だという。
「toma-ru」は予約者と異なる人が宿泊をする、文化のちがいによるマナー違反、チェックアウト時刻を守らない等トラブルの回避を目的とした宿泊者と管理者の双方をサポートするアプリだ。特に民泊では、各都道府県の条例に準拠しているので日本全国どこでも使用地を限定することなく使うことができる。
現在、H.I.S台湾の各ホテルグループや現地タクシー会社の台湾大車隊にも導入が決定しており、機能拡張と共に世界14カ国で展開を予定している。日本発の安全で安心できる宿泊サービスの環境が世界水準となるのか、今後の展開に注目したい。
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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