アプリではじめるアパート経営「TATERU(タテル)」の開発・運営を行う株式会社インベスターズクラウドの子会社、株式会社iVacationは1月25日、構築する「TATERU ECOSYSTEM(タテルエコシステム)」の第8弾が決定したことを公表した。
TATERU ECOSYSTEMの第8弾として、小売店などでの外国人接客をサポートするシステム「Payke(ペイク)」を開発する株式会社Paykeと提携し、民泊向けIoTデバイス「TRIP PHONE」にスキャン機能を追加を追加する。これにより「TRIP PHONE」上で「Payke」の利用が可能となる。
「Payke」は、世界初のショッピングサポートサービスである。スマートフォンを利用し3秒間商品のバーコードをスキャンするだけで、商品情報が利用者の母国語で表示される。利用者がアレルギー情報、ハラル情報などが取得できる一方、バーコードから表示される情報は、メーカー企業側で編集可能であり、商品PRにも役立つ。今後、訪日客の消費をサポートするツールとしての活用が期待される。
なお、TATERU ECOSYSTEMは、民泊向けIoTデバイス「TRIP PHONE」を中心とした訪日外国人のためのイノベーション基盤であり、複数の企業と業界の枠をこえたパートナーシップを組み、技術やサービスを生かしながら協業や分業を行うことで、収益構造を高めることを目的としている。
第8弾となる今回までの経過は以下の通り。
第1弾:エボラブルアジア社との提携により新幹線、飛行機などの「交通予約」追加。
第2弾:iFLYER(セブン・セブン・ハーツ社)との提携によりフェスやクラブ、コンサート情報の収集、チケットの予約などが可能な「ミュージックイベント機能」追加。
第3弾:Wanderapass(IPPON社)との提携により日本の観光スポットで使用できる音声ガイド「オーディオツアー機能」追加。
第4弾:Voyagin社との提携により観光ツアー、世界遺産観光、ショーエンターテイメント、カルチャー体験などの予約ができる「アクティビティ機能」追加。
第5弾:訪日外国人向け新型海外旅行保険(東京海上日動社)との提携により医療機関の紹介や手配、傷病人の移送サービス、治療費キャッシュレスサービスを受けられる「エマージェンシーコール機能」追加。
第6弾:NTTドコモ社との提携により言語を選んで言葉や文章を手書きするだけで翻訳できるトライアルサービス「翻訳機能」追加。
第7弾:日本交通株式会社と提携し24時間英語でのタクシー予約ができる「タクシー予約」追加。
【参照リリース】TATERU ECOSYSTEM 第8弾 スマホをかざすだけで商品情報がわかる「Payke」を開発するPayke社と提携し、「TRIP PHONE」にスキャン機能を追加
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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