2020年、新型コロナウイルス感染症による世界的な危機が私たちを襲った。誰しもが生きるために食料を追い求め、スーパーでの買い占めも問題になった。今まであたり前に手に入った食料が手に入らない事態もあり、外出自粛期間以降は多くの人が自家栽培を始めたとの調査結果もある。
このように野菜を育てることへの関心の高まりもみられるなか、埼玉県入間郡越生町にある複合型リゾート施設「BIO-RESORT HOTEL & SPA O Park OGOSE(ビオリゾート ホテル&スパ オーパークおごせ)」では、野菜を収穫して食べることができる「お部屋で野菜収穫体験付き宿泊プラン」の販売を7月9日より開始する。
人気のトレーラー型のキャビンルーム「グランピングキャビン」に宿泊しながら、宿泊部屋に設置してあるウッドデッキで野菜を収穫できる。ミニトマト、きゅうり、なす、ピーマンの4種類を設置し、備え付けのバーベキューグリルで焼いたり、そのまま食べたり、家に持ち帰ったりすることができる。
実際に野菜を収穫することで食への関心も高まる。自らの手で収穫した野菜のおいしさを感じた後、帰宅してから自家栽培に取り組むきっかけにもなりそうだ。また、一から野菜を育てれば、その大変さにも気がつくだろう。食卓に並ぶ食材があたり前ではないことを思えば、食材を無駄にせず、ちょうどいい量の食事をとるようになり、食品ロスを減らすこともできるはずだ。
大自然に囲まれながらの「グランピングキャビン」は、人と接することなく、家族や友人とプライベートな時間を楽しめる。子どもにとっては、野菜を収穫するというアクティビティを通し、野菜の成り立ちや成長の過程を学ぶいい機会になりそうだ。
期間は、7月9日(金)から野菜の収穫が終了するまでを予定している。料金は1室27,500円より。夏休み間近ということもあり、親子でも宿泊しやすい。今まで自家栽培をしたことがない人でも、宿泊を楽しみつつ野菜の収穫を体験できるいい機会だ。今だけの特別な体験をしてみてはいかがだろうか。
【予約ページ】BIO-RESORT HOTEL & SPA O Park OGOSE(ビオリゾート ホテル&スパ オーパークおごせ)
むなかたりょうこ
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