国内初となる民泊専用家賃債務保証サービス「S-Park」が登場

民泊物件に特化した不動産ポータルサイト「民泊物件.com」を運営する株式会社スペースエージェントは3月22日、家賃保証事業を行う新日本信用保証株式会社と提携し、国内初となる民泊物件専用の家賃債務保証サービス「S-Park」の提供を開始した。

スペースエージェントでは、同社ポータルサイトで民泊利用許可を得た物件のみを扱うなど、民泊無断運営を厳しく取り締まっている。家賃債務保証を行う新日本信用保証と民泊物件専用の家賃債務保証サービス「S-Park」を提供することで、民泊の健全な発展と賃貸取引における透明性の向上を目指す。

家賃債務保証は「連帯保証人がいない借主」と「家賃滞納リスクを無くしたい貸主」の双方にとって重要な役割を果たすが、民泊については保証が認められず連帯保証人を必要とする場合がある。連帯保証人は家族や親戚等が請け負うのが一般的だが、高齢化や核家族化、単身世帯の増加等の様々な理由から、請負人が見つからない傾向にある。このため、一部の民泊を目的とする借主は、保証審査を通過するために一般賃貸だと偽り契約を行うケースが増えており、民泊無断運営の発端となっている。

「S-Park」では、借主となる民泊事業主の連帯保証人に代わり、新日本信用保証が入居者を保証する。その保証内容については要望に沿ってカスタマイズ可能で、民泊事業主は信用面を補完することで、個人で複数の民泊物件を契約・運営することができるようになると仕組みだ。

これにより、個人の民泊事業のハードルが格段に下がるだけではなく、現在家主に無断で営業を行っている民泊事業主も民泊利用許可を得ることが可能となる。民泊は物件オーナーや借主だけではなく、保証会社にとっても新たなビジネスチャンスとなっているようだ。

【参照リリース】国内初!民泊専用の家賃債務保証サービス「S-Park」を提供開始!
【参考サイト】民泊物件.com

(Livhubニュース編集部 平井 真理)