海外ではメジャーな家具付き賃貸物件が、国内でも利用しやすい形態でリリースされる。株式会社レジデンストーキョーは2月25日、家具・インテリア・家電のサブスクリプションサービス「CLAS(クラス)」を運営する株式会社クラスと業務提携し、サブスクリプション型の住宅事業に参入すると発表した。
レジデンストーキョーは「世界の快適なサービスアパートメント文化を日本に普及させる」をミッションとし、2015年に創業。従来型のマンスリーマンションの機能に、マルチリンガル対応やバーチャルコンシェルジュなどの充実したホスピタリティを付加したサービスを提供している。主に海外からの中長期滞在者向けに家具付き賃貸住宅を都内約600室で展開、全国約5,000室のネットワークを構築している。
一方、CLASは月々400円から家具・インテリア・家電の利用・交換を行うことができるサブスクリプションサービスだ。「初期コストが抑えられる(送料・保証金も基本0円)」「交換が容易」「上質な素材とデザイン」「長く使うほどお得(3年目には75%OFF)」をうたい、室内を理想の空間に常にアップデートしていくことができるという特徴がある。通常使用の範囲であれば、汚れがついた、あるいは傷ついたアイテムを無料で交換可能できるのも魅力だ。
今回の提携により、ユーザーは家具の購入・配送コストの負担がなくなる。また、レジデンストーキョーがこれまで行ってきた敷金・礼金・仲介手数料の無料化や保証人制度の廃止などと組み合わせれば初期費用も削減できる。
個人の転居に際する賃貸契約には多額の初期コストと煩雑な事務手続きが必要で、法人でも海外からの中長期滞在スタッフ向けの住居確保や、社宅扱い時の事務手続きは負担となっている。さらに昨年6月の民泊新法施行に伴う家具付き賃貸物件の不足や、入管法の改正による外国人就労者の増加、ワーク・ライフスタイルの多様化が進んだことで、個々に合った住み方・暮らし方への要望は強まっている。
レジデンストーキョーは自社の賃貸住宅物件で、入居時の負担軽減のために敷金・礼金、仲介手数料、保証料、配送料などの初期コスト不要、電気・ガス・水道・ネット環境などの契約手続き不要、引越し業者の手配不要などの施策を進めてきた。今回の業務提携によるサービスの第1弾物件を3月中旬のオープンに向け準備しているほか、第2弾物件を6月末にも新築として竣工予定としており、サブスクリプション住宅を月額100,000円台から提供する予定だ。
レジデンストーキョーの賃貸住宅物件では東急スポーツオアシスとの提携により、都内のスポーツジムの利用が月8回まで利用可能となっている。スポーツ&ウェルネス環境の整備、今回の提携による家具のサブスクリプションサービス、さらに今後は「生活インフラのセットアップ支援を含めたさまざまなベネフィットなど、入居者のライフスタイルに寄り添ったサービスを、サブスクリプション住宅の付加価値として拡充していく」としている。
【ウェブサイト】株式会社レジデンストーキョー | 東京都内のマンスリーマンションならレジデンストーキョー
【ウェブサイト】家具・家電のレンタルサービス CLAS(クラス)| 家具・家電を買わない生活 はじめよう
(Livhubニュース編集部)
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