スマートホーム事業を展開するQrio株式会社(以下:Qrio)と、合法民泊サイト 「STAY JAPAN」を運営するとまれる株式会社(以下:とまれる)は5月20日、Qrio Smart Lockを活用した民泊向けソリューションを共同で開発することを目的とした業務提携を結んだと公表した。現在の民泊の課題を解決し、国策とされる民泊事業を推進していく狙いだ。
Qrio Smart Lockは、スマートフォンや暗証番号で鍵の開け閉めができるようになる後付け型のスマートロックで、直接の鍵の受け渡しをせずに、メールや電話で鍵の情報を伝えることが可能だ。スマートロックとスマートフォンの間の直接通信により解錠と施錠の操作を行うことで、キーの情報を盗み見されるリスクを極限まで低くしている。一方、スマートフォンのアプリでロックを開閉できるので、用途に応じて期限や繰り返しを設定してメッセージでシェアできるという手軽さも兼ね備えている。
一方のとまれるは、自治体の認可を得た合法民泊のみを取り扱う民泊プラットフォーム「STAY JAPAN」を運営している。民泊事業者としても特区指定されている大田区と大阪市で施設の第一号認定を受けている。
同事業提携により、民泊事業者に向け、とまれるが運用するサービス内でQrioの製品であるQrio Smart Lockの取り扱いを開始する。
民泊においては、鍵の受け渡しが課題の一部となっていた。Qrio Smart Lockを採用することにより、鍵が自動で失効する期限の設定をすることができるため、特定の期間のみ宿泊者が施設を利用し、フロントなどの設備を持たない民泊施設に設置することで、スムーズな施設運用が期待できるという。
Qrio Smart Lockの採用については「最初の取り組み」としており、今後もとまれるが保有する民泊施設の運用ノウハウと、Qrioの製品やソリューションを活用していく見通しだ。今後の取り組みに期待したい。
【参照リリース】Qrioがとまれると民泊向けソリューションで業務提携、民泊事業者に向けてQrio Smart Lockの取り扱いを開始
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
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