不動産管理向けサービスの株式会社ライナフは4月2日、鍵・錠前の総合メーカーの美和ロック株式会社と共同開発した次世代スマートロック「NinjaLockM(ニンジャロック・エム)」を発売した。先行して、三井不動産レジデンシャルリース株式会社、三菱地所ハウスネット株式会社の都内物件の導入が確定しており、2020年夏までに累計1万台の導入を目指す。
同製品は賃貸物件の鍵として最適化された完全固定式の次世代スマートロック。入居者への鍵の受け渡しは不要で、カード・スマホアプリ・暗証番号で解錠・施錠を行える。美和ロックが定める各種品質検査にすべてクリアしており、高いセキュリティを有している。さらに、「施工会社」「仲介会社」「入居者」などがそれぞれ賃貸物件に出入りする際にも、同一のスマートロックで解錠・施錠を制御できる「運用モード」を搭載し、鍵管理のコストダウンを図るとともに、不動産管理会社における一連の内覧管理業務をワンストップで効率化できる。入居者にとっても、鍵交換が不要となることで、「鍵交換費用」を削減できるメリットがある。
突然の電池切れでも9V形乾電池での即時給電が可能、パスワードののぞき見防止とフェイクピン機能を搭載する。ホワイトとブラックの2色展開で、高級賃貸物件への設置にも対応可能な高級感ある外観デザインも特徴。
ライナフが2016年7月に発売したスマートロック「NinjaLock」は、賃貸物件をはじめコワーキングスペースや民泊、会議室など、さまざまな場所に後付けで設置できるスマートロックとして活用されている。また、内覧予約に関する業務を一元管理するサービス「スマート内覧」や、無人貸し会議室システム「スマート会議室」など、同社の不動産向けウェブサービスと連動させることで、幅広い用途に対応が可能だ。
今後は「スマート内覧」とも連携してサービスを提供することで、空室時と入退去時の鍵管理の効率性向上と、IoTを通じたキーレスなスマートライフの提供を図る。
【ウェブサイト】NinjaLockM
(Livhubニュース編集部)
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