国内最大級の民泊管理プラットフォームを展開するmatsuri technologies株式会社(以下、マツリテクノロジーズ)は12月12日、「民泊+短期賃貸」の組み合わせによる集客支援ツール「nimomin」からデータ連携が可能となる「nimomin API」を公表した。

同API連携はnimomin上でマンスリーマンションサイトやシェアハウスサイトなどとのデータ連携を可能とするものだ。具体的な機能は「民泊サイトもしくはマンスリーマンション事業者からの入居者が決定した際に、他掲載媒体の在庫を自動的に閉じる機能」「民泊サイトから物件情報を取得する機能」「各種証明書の保存・参照機能」の3機能だ。
これらの機能を利用することで、マンスリーマンションにとどまらない多種多様な不動産の貸し方が可能になるほか、インターネットサービスにnimominの登録物件を利用することができる。民泊運営者は複数のサービスやサイトに物件を掲載しながらnimomin上で3機能を操作できるため、各サイトごとにログインして操作する手間が省ける。

nimomin API イメージ
来年6月に施行される住宅宿泊事業法(民泊新法)では、民泊物件の営業日数が年間180日に限定される。nimominは残り180日間を短期賃貸物件として利用できるようにするための集客支援ツールであり、2018年6月より必須となる転貸借契約についてもインターネット上での取引を可能としている。
マツリテクノロジーズは今後、物件のデータベースを強化しながら、スマホで完結する新しい家の貸し借りの形を追求する不動産事業者、インターネット事業者に物件情報を提供していく見通しだ。
【コーポレートサイト】matsuri technologies株式会社
(Livhubニュース編集部 平井 真理)


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