民泊の運営サポート、インバウンド観光客向け旅行案内コンテンツの制作等を手掛ける株式会社デバイスエージェンシー(以下:デバイスエージェンシー)は10月11日、民泊を利用し、訪日外国人向けに商品をPRする「民泊プロモーション」の開始を公表した。
「民泊プロモーション」は、「民泊」物件の室内に商品を設置し、宿泊者(ゲスト)に自由に使用してもらうことで商品をPRし、その場で販売するサービスだ。
例えば、宿泊先内でゲストが気にいった製品がある場合、ゲストが近くの百貨店や帰国前の空港などでその製品を購入する可能性があり、直接その場で製品を購入することも考えられる。室内に設置できる製品ならば、パンフレットからお菓子、化粧品や家電、デジタル機器など、様々な製品の訴求につなげることが可能となる。
訪日外国人の今年4月~6月間の旅行消費額は9,533億円と、前年同期に比べ7.2%増加している。しかし、1人当たりの旅行支出は159,930円と前年同期に比べ9.9%減少した。最も消費が多いのは買物であるが縮小傾向にあり、宿泊料金や飲食代等が拡大傾向にあるという。訪日旅行にはニーズに合う宿泊施設が求められるとみられており、旅行消費の要となりそうだ。「民泊」での販売促進は、宿泊する物件の多くが日常生活に近い環境であるだけに、効果に期待が持てそうだ。一方ホストも、民泊プロモーションの活用により民泊物件の室内の充実を図ることができる利点がある。
デバイスエージェンシーは同サービスについて「どうせ買い物をするなら使ってみてから買いたい、店頭で少し試しただけではなかなか実感することが出来ない!そんな声を解決するサービスが、この“民泊プロモーション”です。」としている。
【参照リリース】外国人訪問客の購入したい!を後押しする最新サービス『民泊セールスプロモーション』
【参照ページ】訪日外国人消費動向調査 平成28年4─6月期結果
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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