宿泊施設向け管理ツールを提供するメトロエンジン株式会社(以下、メトロエンジン)は11月22日、同社が提供する民泊クラウド運営ツール「民泊ダッシュボード」のデザインを全面リニューアルしたと公表した。来年6月に施行される住宅宿泊事業法を前に利用者が急増していることを受けてのリニューアルとなる。
民泊ダッシュボードは主に民泊ホストや民泊事業者、民泊運用代行会社を対象とするクラウド運営ツールで、導入することで物件管理や価格調整、ゲスト予約といった民泊運営にかかる手間を大幅に削減できる。オンラインからすぐに登録でき、現在は半年間無料で利用可能だ。
民泊ダッシュボードに登録すると、「メトロチャット」「メトロプライシング」「メトロデータ」「メトロレビュー」という4つの機能が使用可能になる。
メトロチャットは複数アカウントのチャット対応を一元管理できるツールで、自動翻訳によるメッセージ送信や物件ごとに異なる定型文の作成・送信、ゲスト向けアクセスガイドの自動生成も可能だ。複数物件を民泊運用している場合はアカウント切り替えの手間がなくなり、ゲスト対応の手間が大きく減る。
また、メトロプライシングはメトロエンジンが保有する膨大なビッグデータから最適な宿泊価格を算出する機能で、提示された価格を民泊サイトに自動反映することもできるほか、競合物件の価格設定や稼働状況も調査できる。なお、新規に物件運用を検討している事業者は全国の民泊施設の稼働率や客室単価、想定収益などを確認できるメトロデータを活用することで、参入エリアの検討や参入時の収益シミュレーションを行うことも可能だ。
そして、民泊ダッシュボードは民泊運用を成功させる上で最も重要な要素の一つ、ゲストのレビューマネジメントにも対応している。宿泊済のゲストに対するレビュー投稿をテンプレートで自動化できる「メトロレビュー」を活用すれば、ゲスト対応の手間を削減しつつ、着実にレビューを獲得できる。5ヶ国語でのレビュー投稿も可能だ。
メトロエンジンは民泊ダッシュボードのほかにも旅館・ホテル向けにはリアルタイムのビッグデータから人工知能・機械学習を活用して客室単価設定を行うレベニューマネジメントツール「メトロエンジン」も提供している。「ビッグデータ」と「自動化」を強みに、宿泊施設事業者のオペレーションコスト削減と意思決定最適化を同時に行うのが同社のツールの強みだ。
現在は「民泊ダッシュボード」を半年間無料で利用可能とのことなので、複数物件を運用している事業者や民泊の煩雑な業務に手間がかかっているホストの方はぜひ利用を検討してみてはいかがだろうか。
【参照サイト】民泊ダッシュボード
(Livhub ニュース編集部)
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