日本政府観光局(JNTO)は3月19日、2019年2月の訪日外客数推計値が前年同月比3.8%増の260万4千人となり、2月として過去最高を記録したことを公表した。
市場別では、台湾、イギリス、イタリアを除く17市場(韓国、中国、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、フランス、ドイツ、ロシア、スペイン)で2月として過去最高を記録した。
特に東アジア市場では、2019年は旧正月(春節)が2月上旬となったことで旅行需要の一部が1月末に移動した市場もあり、訪日者数は前年同月比で微増となった。また、東南アジア市場のベトナムでは、旧正月(テト)休暇により、前年同月比60%を超える伸びを記録した。さらに、新規就航や増便により、航空座席供給量が増加したタイも31.4%の伸びをみせた。欧米豪市場は、クルーズ需要が好調であった米国、カナダでそれぞれ13.2%、14.7%の伸びがみられた。
国別では、東アジアは韓国71.6万人、中国72.4万人、台湾40.0万人、香港17.9万人で77.5%を占め、東南アジアとインドは、タイ10.8万人、シンガポール2.6万人、マレーシア3.7万人、インドネシア2.5万人、フィリピン3.5万人、ベトナム3.9万人、インド0.9万人で10.7%だった。欧米豪は、豪州4.8万人、米国9.3万人、カナダ2.4万人、英国2.4万人、フランス1.7万人、ドイツ1.3万人、イタリア0.6万人、ロシア0.6万人、スペイン0.5万人で9.0%だった。その他は7.2万人で2.8%だった。
【参照ページ】訪日外客数(2019年2月推計値)
(Livhubニュース編集部)


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