日本政府観光局(JNTO)は11月21日、2018年10月の訪日外客数推計値が前年同月の259万5千人を約4万人上回る、1.8%増の264万1千人となり、10月として過去最高を記録したことを公表した。10月までの累計は2,610万9,300人となった。
韓国、台湾、香港においては、昨年は10月上旬にあった休暇が、今年は9月下旬となったことなどもあり、前年同月を下回った。一方で、欧米豪市場については、好調なクルーズ船需要や訪日旅行プロモーションの効果により、9市場すべてで好調な伸びを示し、訪日外客数全体としては増加に転じた。
国別では、東アジアは韓国57.1万人、中国71.5万人、台湾37.9万人、香港16.9万人で69.5%を占め、東南アジアとインドは、タイ11.7万人、シンガポール3.5万人、マレーシア3.9万人、インドネシア2.8万人、フィリピン4.7万人、ベトナム3.9万人、インド1.3万人で12.1%だった。欧米豪は、豪州4.7万人、米国14.4万人、カナダ3.3万人、英国3.6万人、フランス3.4万人、ドイツ2.4万人、イタリア1.5万人、ロシア1.0万人、スペイン1.4万人で13.7%だった。その他は12.2万人で4.7%だった。
10月として過去最高を記録したのは中国、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペインの16市場だった。また、1月からの累計では、ベトナムが33万人、イタリアが12万9千人、ロシアが7万9千人、スペインが10万4千人で10月までに昨年の年計を超え、過去最高を更新した。
JNTOは現在、グローバルサイトにて関西と北海道の観光復興に向けてキャンペーンの情報発信を行っており、今後も観光復興に向けた支援事業等を通じて旅行需要の回復に取り組んでいく。
【参照ページ】訪日外客数(2018年10月推計値)◇10月:前年同月比1.8%増の264万1千人
(Livhubニュース編集部)
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