
IRU-03ZWIF(ES)
株式会社グラモは6月13日、同社が提供する家電制御装置である「iRemocon」と連携するスマートロック「Glamo Smart Lock」に対応するフロントオートロック制御ユニット「IRU-03ZWIF(ES)」を開発したことを発表した。今回、同スマートロックと制御ユニットが連携することで、マンション等に設置されているフロントオートロックの解錠も可能となり、エントランスホールから各住戸の玄関までを、カードキーやワンタイム暗証番号、スマホ等のユーザーが任意に選択した鍵でワンストップに解錠することができるようになった。
「Glamo Smart Lock」は簡易交換型のスマートロック製品とは異なり、大規模運用にも耐えうるシリンダー交換型のスマートロックだ。設置にはドアの穴あけやビス止めなどの加工が不要で、シリンダーごと交換することで、退去時等のシリンダー交換の手間やコストを削減する。クラウドサーバーと連携することで、遠隔での鍵交換やワンタイム暗証番号鍵の発行、鍵の施解錠、家電やセンサーと連携させた自動制御も可能となる。
また、ユーザーが住戸のスマートロックに追加登録したスペアキーも自動的にフロントオートロック側に同期される。これまでスマートロックを利用して宿泊客にロックを解錠させようとした場合、各住戸のロックは解除できるが、マンション等のエントランスのオートロックは解除できないといった課題があった。
「Glamo Smart Lock」を利用することで、清掃業者や宿泊客など、一時的な来訪者が入室する際にもワンタイム暗証番号を伝えるだけで、物理的な鍵の受け渡し無しで受け入れが可能となる。今回の連携により、一層、導入施設の利便性が高まりそうだ。
【製品ページ】Glamo Smart Lock
(Livhubニュース編集部)


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