GKS.com、中国の春秋グループと業務提携へ。訪日中国客向け民泊を共同開発

インバウンド事業を行う株式会社GKS.comは中国を中心に観光・旅行事業、不動産等の事業を展開する「春秋グループ」の春秋投資日本株式会社と、中国から日本への訪日旅行者の促進と民泊をはじめとする宿泊施設の開発を連携して行うことに合意し、4月18日に業務提携に向けた基本合意を締結したことを発表した。

本提携により両社は、春秋航空チケットと日本の宿のセット販売(宿泊単独販売を含む)、中国市場ニーズに合わせた民泊施設の開発、中国市場ニーズを捉えた訪日旅行商品の開発、中国国内における日本の宿や地域の魅力発信の4つをメインに取り組んでいく。

また、今後の展開として次の3点を挙げている。

まず宿泊施設に向けて、GKS.com社が運営する中国客に特化した宿泊予約サイト「宿日家(スーリージャー)」でさらに訪日旅行者向けの掲載施設を増やすとともに、日本の宿や地域の情報発信、春秋航空チケットと宿のセット販売による利用促進を図る。

次に民泊を進めるビルオーナーや不動産会社、管理会社に向けて、中国市場のニーズを踏まえ、春秋グループとGKSグループのリソースを活用した送客を見込める民泊物件の開発を行う。

そして日本の観光インバウンド業界・観光業に向けて、GKSグループは今回の春秋グループとの提携をとおして中国と日本のかけ橋となり、日本におけるインバウンドの発展への貢献、国内の地域活性化をはじめインバウンド受け入れに関するサポートなど訪日旅行客の促進に努める。

「春秋グループ」は中国から日本への送客手段をもち、日本の宿泊施設の確保、開発に積極的であり、一方の「GKSグループ」は日本で建設・不動産・物件管理の業務実績をもち、宿泊施設やOTAサイト運営などインバウンドの受け入れに積極的であることから本提携に至った。

訪日外国人旅行者数は年々増加しており、日本政府観光局(JNTO)によると2017年の訪日外国人旅行者数は2,869万人と、前年より19.3%増加している。内訳をみると、中国736万人、韓国714万人、台湾456万人、香港223万人と、全体の75%にあたる上位4位までを日本の近隣国が占めている。なかでも中国の訪日旅行者数は総人口13.9億人の0.5%であることから、今後さらなる民泊利用者の増加が見込まれる。

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(Livhubニュース編集部)

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