民泊、旅館、ホテル等の宿泊施設向けインバウンド集客支援と運営代行事業を運営する株式会社ファミリアリンクは2月1日、民泊施設や簡易宿所向けに、コンシェルジュタブレット「famitabi」を開発し、2月1日より同社管理物件内での試験運用を開始し、4月上旬に正式にリリースする予定であることを公表した。
コンシェルジュタブレット「famitabi」は、オンライン上でのセルフチェックイン・チェックアウト機能、ならびに24時間365日対応の多言語コールセンター機能を搭載したタブレットアプリケーションである。現在の民泊特区で施行されている民泊条例を元に、日々の運用負担の軽減だけでなく、宿泊するゲスト向けにコンシェルジュサービス機能も搭載する。
具体的なサービス内容は、「本人確認機能を含むチェックイン機能」、「24時間365日多言語コンシェルジュ対応」、「ゲストメニュー」の3つである。
まず、「本人確認機能を含むチェックイン機能」は、チェックイン時にパスポート情報を取得し、ビデオ通話を通して本人確認・認証を行う機能だ。宿泊者名簿を取得することもできる。
続いて、「24時間365日多言語コンシェルジュ対応」については、専用コンシェルジュが日・英・中・韓の4か国語で対応する。テキストチャット、ビデオ通話のいずれも24時間365日対応する。
「ゲストメニュー」の機能では、部屋の使い方や宿泊上の注意などを記載した「ハウスガイド」、漫画でルールやマナーを説明する「マンガルール」など、日本の文化やマナーを分かりやすく紹介する。
今後、IoT連携を予定しており、スマートロックや空調設定も可能となる。また、訪日外国人消費行動データの取得や活用などの機能も搭載する。ゲスト向けには「アクティビティ予約機能」、「物販購入機能(EC機能)」、「荷物配送サービス機能」を追加予定だ。
「famitabi」の試験導入は、東京都大田区の民泊対応マンション「シーフォルム京急蒲田」にて行われる。
コンシェルジュタブレットの導入により、高次元のおもてなしサービスが実現するか、今後の展開に期待したい。
【参照リリース】民泊特区・新法・簡易宿所向け、セルフチェックイン機能搭載のコンシェルジュタブレット【famitabi】の試験運用を開始。また民泊対応型新築1棟マンション「シーフォルム京急蒲田」にて試験導入決定。
【サービスサイト】famitabi|特区・民泊新法・簡易宿泊所向けセルフチェックイン機能搭載
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
最新記事 by 平井 真理 (全て見る)
- アソビシステム、Airbnb Japanと包括連携協定を締結。原宿カルチャーがAirbnbで体験できる - 2018年3月20日
- Airbnb、福岡で「体験」サービス開始。商店街活性化のモデルケース作りへ - 2018年3月20日
- 日本初クラウドホテル「SEKAI HOTEL」と民泊総合研究所、共同セミナー開催へ - 2017年7月11日
- Airbnb、全予約の14~27%が「おひとりさま」。「体験」を活用した1人旅が人気に - 2017年7月7日
- AMBITIONの特区民泊事業認定東京第2号物件、AirTripで予約販売開始 - 2017年7月7日