オンライン旅行事業、訪日旅行事業とITオフショア開発事業を手掛ける株式会社エボラブルアジア(以下:エボラブルアジア)は11月4日、株式会社ストロベリーコーンズ(以下:ストロベリーコーンズ)と業務提携し、訪日外国人向けサービスを展開することを公表した。
ストロベリーコーンズは、宅配ピザチェーン店を中心とした飲食事業のフランチャイズチェーン本部事業を行っている。宅配ピザにおいては、「ナポリの窯」、「ストロベリーコーンズ」の2ブランドを全国125店舗展開している。
今回の事業提携により、エボラブルアジアの運営する民泊予約サイト「TRIPSTAR民泊」において11月4日より、ナポリの窯のピザメニューのデリバリーを「TRIPSTAR民泊」で予約をしたゲストに向けて開始する。さらにナポリの窯WEBサイトにおいて、エボラブルアジアが提供する国内航空券、ホテル、民泊施設等の検索、予約フォームを掲載することで相互送客を図る。
「TRIPSTAR民泊」のゲスト向けピザメニューは、訪日外国人をターゲットとする。ストロベリーコーンズの親会社、株式会社いちごホールディングスは2009年にアメリカのカリフォルニア州サンガブリエル市に宅配ピザの店「ストロベリーコーンズ」をオープンしている。ピザ大国のアメリカで日本ピザを全面に打ち出し、黒いピザ「忍者ピザ」を販売した。
子会社であるストロベリーコーンズも同提携で日本ピザを取り入れる。富士山等を象った特別メニューを検討する他、民泊施設への配達時には、忍者の格好をした配達員がピザのデリバリーをするという。
民泊施設において提供が難しい「食」に関して訪日外国人等の顧客ニーズを満たす今回の試みは、民泊物件13室に向けて行われる。特区民泊が行われる大田区の蒲田店では無料Wi-Fi等の設備を有するイートインスペースが設置され、蒲田店限定メニューを設ける等のサービスが提供される。今後は「食」をはじめとする顧客ニーズを満たすために、提携先を増やしていく見通しだ。
【参照リリース】宅配ピザ運営のストロベリーコーンズと業務提携 ~民泊利用の訪日外国人向けに食事宅配サービスを提供~
【参照ページ】いちごホールディングスが北米に1号店をオープン
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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