ウェブマーケティングを手掛ける株式会社effectiveは8月24日、世界最大手の民泊サイト「Airbnb」のホストをサポートするツール「Bamboo」の提供開始を公表した。
「Bamboo」は、Airbnbのホストへ向けたサービスであり、運営の手間を省き、ゲストの状況の確認、問い合わせ数の削減、ホスピタリティの向上の課題を軽減することが目的だ。
「ゲストログ確認(チェックイン・アウト、本人確認)」、「自動メール送信」、「情報提供(周辺店舗、緊急時情報等)」、「宿泊台帳の作成」の4つの機能を一つのシンプルな管理画面で簡単に操作できる。Airbnbとの連携によりあらかじめ設定したメールを送信する等、初期設定以降はほぼ全自動だという。
これにより、ゲストは「宿周辺の情報」や「緊急時の情報」を得ることが可能となるほか、法令整備の備えに必要不可欠な「宿泊台帳の作成」により、ゲストに関する管理体制も整えることができる。
利用部屋数に応じた2つのコースがあり、「ベーシック」コースは部屋数1~100件の個人や小中規模事業者向けで、1物件あたり月額980円(税別)で利用できる。また、「エンタープライズ」は部屋数101件から利用でき、大規模事業者向けとなっている。
各運用環境に合わせたカスタマイズ等を想定しており、今後はより利便性の高い機能の拡充を目指したコンテンツ生成機能を年内に実装予定だ。その他、ホストへの広告費の還元、Airbnb以外の民泊プラットフォームでの利用を予定している。2017年には全機能を多言語化し、タイ、シンガポール、ベトナム等の東南アジアで展開する見通しだ。
ホストが同サービスを利用することで得られるメリットがあるのはもちろんだが、同時にゲストが旅に役立つ情報や急病の際に必要となる医療施設等の情報を得られるようになるのは心強い。日本ならではの細やかなサービスが行き届くことでゲストの旅も充実しそうだ。
【参照リリース】“民泊”ゲスト管理を簡単操作で Airbnbホスト向けツール『Bamboo』提供開始
【サービスページ】Bamboo
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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