総合資産運用会社である株式会社ブリッジ・シー・キャピタルは8月7日、楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAY株式会社が運営する新しいタイプの戸建型宿泊施設「(仮称)Rakuten STAY HOUSE 木更津」を開発する合同会社(以下「本ファンド」)に対し、新生銀行グループの総合リース会社である昭和リース株式会社等とともに、2019年7月18日付で匿名組合出資を実施した。なお、ブリッジ・シー・キャピタルは、本ファンドに対する匿名組合出資のうち過半数を出資するとともに、本ファンドのアセットマネジメント業務も受託する。
ブリッジ・シー・キャピタルは、アセットマネジメント事業やクラウドファンディング事業を展開する企業だ。なかでも、不動産投資クラウドファンディングサービス「CREAL(クリアル)」では、1口1万円から小口で投資ができることに加え、投資の申込から契約、分配金支払いまですべてオンラインで完結するなど、利便性の高いサービスを展開している。
このたび同社がアセットマネジメント業務を受託したのは、宿泊予約サイト「Vacation Stay」を運営する楽天LIFULL STAYが提供する人気の戸建型宿泊施設「Rakuten STAY HOUSE」。ゆったりとしたリビングやキッチン、和洋室が配置された一軒家を丸々貸切ることができる新しいタイプの宿泊施設で、家族や友人同士などの大人数によるグループ旅行でも快適にくつろげることが特徴だ。
ブリッジ・シー・キャピタルは、これまで数多くの宿泊施設のアセットマネジメント業務を受託した実績から、同施設のアセットマネジメント業務を受託し、今後は同施設の開発・運営についてノウハウを提供していく。さらに、アセットマネジメント業務に加え匿名組合出資を実施することで、「Rakuten STAY HOUSE」の宿泊施設開発に対する安定的な資金の供給を行い、宿泊施設開発を促進していくという。
なお、このたび対象となる「(仮称)Rakuten STAY HOUSE 木更津」の開業は、2020年春を予定している。

Rakuten STAY HOUSE木更津 完成イメージ
訪日外国人観光客の増加とともに宿泊のカタチも日々変化していき、従来のホテルとは異なるタイプの宿泊施設が人気となっている。このたびのファンド対象となる楽天LIFULL STAYの戸建型宿泊施設は、特にプライベート空間を重視するグループやファミリーに人気なことからも、団体旅行から家族や友人・知人と出かける個人・小グループでの旅行が増えている近隣国の訪日観光客のニーズにマッチするだろう。
これまで数多くのアセットマネジメントの実績があるブリッジ・シー・キャピタルの強力なバックアップにより、これまで以上に戸建型宿泊施設のニーズが伸びていくことを期待したい。
(Livhubニュース編集部)


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