警備大手の綜合警備保障(以下:ALSOK)は5月9日、民泊を始めるオーナーや事業者に対し、民泊物件の運用に必要となる消防設備の設置や火災等の遠隔監視を始めとした防災・防犯対策、応急救護に必要となるAEDの販売・管理、清掃業務などをワンストップで提供する「民泊運営サポートソリューション」の提供を開始したことを公表した。
民泊事業を営む個人、および法人に向けたサービスとしているが、「国家戦略特区において、自治体の認定を受けた民泊施設を運営するオーナー」のみとしており、法的に認められた民泊物件に限ってサービスを提供していくという。
そのため、サービスエリアも、全国ではあるが、「国家戦略特区に指定されている自治体に認定を受けた民泊施設が所在する場合に限る」としている。具体的には、秋田県仙北市、宮城県仙台市、千葉県千葉市、千葉県成田市、東京都、神奈川県、新潟県新潟市、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、兵庫県養父市、広島県、愛媛県今治市、福岡県福岡市、福岡県北九州市、沖縄県だ。
サービス内容は、「多言語によるコールセンター」、「消防設備」、「消防設備点検」、「防火管理者の受託」、「防炎製の絨毯やカーテン提供」、「清掃業務」、「AEDや災害備蓄の提供・点検」、「セキュリティ」であり、今後拡大していく見通しだ。
民泊物件に大手警備会社が関わることで、近隣住民からの理解は得やすくなるだろう。ALSOKの信頼とノウハウを活かした民泊サービスの拡充に期待したい。
【参照リリース】~ALSOKが民泊物件の運営を強力にサポート~
「民泊運営サポートソリューション」の提供開始について
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
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