エアホストの宿泊管理システム「AirHost PMS」、IoTキーボックス「Keycafe Smartbox」とAPI連携

民泊ホスト向けウェブサービスを手掛ける合同会社エアホスト(以下、エアホスト)は6月7日、同社が提供する宿泊管理システム「AirHost PMS」とキーカフェ・ジャパン合同会社(以下、Keycafe)が提供するIoTキーボックス「Keycafe Smartbox」がAPI連携を開始したことを公表した。

2015年に創業したエアホストは、民泊ホスト向けに運用代行サービスを提供するほか、サイトコントローラー(各チャネル一括管理)機能とPMS(予約・リスティング管理)機能を備えた宿泊管理システム「AirHost PMS」を提供しており、約8,000部屋の導入実績がある。

今回の連携により、「AirHost PMS」を利用する際に、宿泊施設で利用中の鍵を「Keycafe Smartbox」にて無人で受け渡すことが可能となった。加えて、AirHost PMSと組み合わせてKeycafeを利用することで、これまでAirbnb以外の宿泊予約仲介サイトからの予約のために手動で行っていた、部屋の鍵を受け取るためのアクセス権コードの発行が自動化された。また「部屋割り機能」とも連動するため、ゲストに割り当てられた部屋のアクセス権コードを自動で通知することもできるようになった。

airhost×keycafe

AirHost PMSと連携したKeycafeの「Keycafe Smartbox」は、民泊仲介サイト世界最大手のAirbnbとAPI連携した日本唯一のスマートキーボックスだ。欧米主要都市700か所で運営され、遠隔・無人での鍵の受け渡しを実現している。2017年12月より日本国内で導入を開始しており、現在都内18か所、大阪1か所のローソンやカフェなどで利用できる。ローソンの店舗には、2019年3月までに100店に導入することが予定されている。なお、Keycafeは、ローソンやカフェ以外にも宿泊施設や事務所への「Keycafe Smartbox」の導入も行っている。小規模ホテルや一棟系の民泊施設に導入することで、それらの宿泊施設における業務効率が向上するだけでなく、ゲストはより簡単に鍵を受け取り、返却することができるメリットがある。

今月15日の住宅宿泊事業法施行に合わせ、宿泊施設におけるスマートキーへの切り替えや導入が増加している一方、宿泊施設によっては予算や建物の使用規定などを理由に既存の鍵からスマートキーへ交換する敷居が高いという声があることから、キーボックスの普及も進みそうだ。

エアホストは引き続き、民泊・ホテル施設の無人運用に向けて自動決済機能やスマートロックなどとの連携強化を図ると同時に、無人チェックインサービスとの連携をしながらどのような宿泊施設でも利用できるツール開発を進めていく方針だ。

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(Livhubニュース編集部)