4月1日からの改正旅館業法による規制緩和もあり、ますます日本でも注目度が高まっている民泊ですが、既にAirbnbホストの方々からは物件数の増加により競争が激化し、物件の稼働率が下がってきているといった声もちらほらとお聞きします。実際のところ日本では自身の部屋を民泊として貸し出すホストの実態はどのようになっているのでしょうか?BnB Insightでは2009年10月からの過去約6年間でAirbnbの日本国内におけるホスト数がどのように増加しているのか、調査してみました。
BnB Insightのデータによると、2016年3月時点の日本のホスト数は13,322名、2016年に入ってからの3ヶ月間は毎月700名以上が新たにAirbnbのホストとして登録しています。また、2015年3月時点でのホスト数は4,266名なので、この1年間でホスト数は3倍上に増加していることが分かります。
なお、上記データには、過去に一度Airbnbホストになったものの、何らかの理由で現在既にホスト運用を辞めている人のデータは含まれていませんので、実質的には過去にはさらに多くのホストがいたと考えられます。
このペースでホストが増え続けると、2016年末にはホスト数が約2万名に到達すると考えられます。もちろん、ホスト数の増加に比例する形で掲載物件数も増えていますので、毎月確実にAirbnb内での競争が激化していることが分かります。
今後の増加予測を考えると、Airbnbで継続的に収益をあげていくためには今まで以上に緻密な価格戦略や稼働率向上に向けた施策が求められるようになるでしょう。また、Airbnbだけに依存せず、他の民泊仲介サイトを活用した集客も鍵となっていきそうです。
【転載元】BnB Insight「加速度的に増加し続ける日本国内のAirbnbホスト数!過去1年間で3倍に増加」
【参照サイト】BnB Insight
(Livhub 編集部)
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