本日は、BnB Insightのレビューデータを活用して、Airbnbを利用して日本を訪れる人々の国籍を分析してみます。下記グラフは、過去2014年5月~2016年4月までの過去2年間において、Airbnbの日本の掲載物件にレビューを残した人々の国籍を分析し、比率を示したものです。
(データ元:BnB Insight。Airbnb国内掲載物件における過去約24万件の口コミデータを基に分析)
上記を見て頂くと分かるのが、過去2年間における中国人比率の増加です。また、韓国、香港、台湾の比率も伸びています。それらの動きと反比例する形で、アメリカ人比率は低下の一途を辿っています。2014年頃は、まだAirbnbを利用して日本を訪れる人々の多くがアメリカ人だったのに対し、最近ではアメリカ人以上に中国人比率のほうが高まっていることがはっきりと分かります。
(データ元:BnB Insight。Airbnb国内掲載物件における過去約24万件の口コミデータを基に分析)
中国人観光客といえば中国発の民泊サイト「自在客」などを利用している人が多いのでは、と考えている方も多いかと思いますが、こと中国国外への旅行についてはAirbnbの利用が既にかなり普及しており、Airbnb自体も中国および中国人旅行者は戦略市場に定めています。
こうして見てみると、Airbnbのリスティングページを作成する上では、英語はもちろんですが、それ以外にも中国語対応をしておくことの重要性が良く分かります。
BnB Insightでは、地域別レポートの中で地域ごとのAirbnb利用者の国籍比率データも提供しています。興味がある方はぜひお気軽にお問合せください。
【転載元】BnB Insight「Airbnbを利用して日本を訪れる中国人観光客が増加中!」
【参照サイト】BnB Insight
(Livhub 編集部)


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