ここでは、2017年3月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、京都府の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。
2月は民泊新法の全容が明らかになるなど業界全体を賑わすニュースが続きました。かねてより民泊に対しては厳しい姿勢を貫いている京都が、民泊新法の年間営業日数制限180日というルールに対し、条例を用いて独自にどのような規制を設けるのか注目が集まるところですが、現状では方針は示されていません。
それではさっそく京都府の最新の民泊状況について見ていきましょう。
京都府のAirbnb掲載件数
2017年3月1日時点での京都府内の掲載件数は、前月比103.4%増となる4,725件でした。京都市内を地区別に見てみると、最も多いのが京都市下京区が1,082件、京都市東山区が705件、京都市中京区が701件となっています。
掲載件数が100件以上の地域で前月比が一番高かったのは106.7%増となる京都市下京区で1,082件、次いで京都市伏見区が106.1%増となる281件、京都市東山区が105.6%増となる705件、京都市南区が104.1%増となる361件となっています。
京都府のAirbnbホスト数
2017年3月1日時点での京都府内のAirbnbホスト数は前月比102%増となる1,789名でした。京都市内を地区別に見てみると、最も多いのが京都市下京区で452名、京都市中京区が376名、京都市東山区が335名となっています。
京都府のAirbnb稼働率
2017年2月の京都府のAirbnb稼働率は前月比1.5%増となる47.3%でした。1月と比較すると稼働率は少し回復しています。地区別に見てみると、最も稼働率が高かったのは京都市中京区で52.8%、次いで京都市東山区の52%、京都市左京区の51.6%、京都市南区の50.9%と続きます。
京都府の想定宿泊単価
2017年2月の京都府のAirbnbの想定宿泊単価は前月比912円減となる15,097円でした。京都市内を地区別に見てみると、最も想定宿泊単価が高かったのは京都市東山区で18,034円、次いで京都市左京区の16,140円、京都市下京区の15,457円と続きます。
※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?京都では全国的なトレンドや行政の思惑とは裏腹に、民泊物件数やホスト数は順調な増加を見せています。規制の強化とともにこれらの数値が今後どのように変化していくのか注目です。
さらに詳細なデータについては、下記より最新版の京都府の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。
(BnB Insight 編集部)
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