【最新版!2017年1月1日時点】大阪府の民泊・Airbnb件数・稼働率・宿泊単価

ここでは、2017年1月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、大阪府の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。

昨年12月、大阪では民泊をめぐる様々な動きがありました。大阪府議会は12月下旬、ホテルや旅館の宿泊客に課税する「宿泊税」を民泊の利用者からも徴収するための条例改正案などを可決しました。これにより、大阪府は宿泊税を民泊にも適用する全国初の自治体となります。

一方で、大阪市では特区民泊をめぐっては認定要件に一部の緩和がなされました。大阪市では10月末から特区民泊がはじまりましたが、認定要件の高さがネックとなり件数が伸び悩んでいました。そのため、特区民泊における近隣住民の周知について、当初は
「対面説明」または「説明会の開催」の2通りとしていましたが、これをポスティングでの説明も認めることとしました。さらに、今年の1月からはいよいよ宿泊日数の要件も2泊3日に緩和されましたので、今後はさらなる特区民泊の推進が期待されます。

それではさっそく大阪府の最新の民泊状況について見ていきましょう。

大阪府のAirbnb掲載件数

2017年1月1日時点での大阪府内の掲載件数は、前月比100.3%増となる11,955件でした。大阪市全体では11,516件、大阪市内を地区別に見てみると、大阪市中央区が4,144件、次いで大阪市浪速区が2,586件、大阪市西成区が736件となっています。

掲載件数が100件以上の地域で前月比が一番高かったのは108.3%増となる大阪市天王寺区で421件、次いで大阪市都島区が108%増となる217件、大阪市阿倍野区が107.2%増となる120件、大阪市西成区が106.6%増となる736件となっています。

大阪府のAirbnbホスト数

2017年1月1日時点での大阪府内のAirbnbホスト数は前月比マイナス98.3%減となる3,717名でした。大阪市全体では3,521名、地区別に見ると、最も多いのが大阪市中央区で1,472名、次いで大阪市浪速区が1,115名、大阪市北区が373名となっています。

大阪府のAirbnb稼働率

2016年12月の大阪府のAirbnb稼働率は前月比7.3%増となる61.7%でした。大阪市内を地区別に見てみると、最も稼働率が高かったのは大阪市福島区で69%、次いで大阪市中央区の67.9%、大阪市西区の67.5%、大阪市浪速区の66.0%と続きます。

大阪府の想定宿泊単価

2016年12月の大阪府のAirbnbの想定宿泊単価は前月比521円増となる12,725円でした。大阪市内を地区別に見てみると、最も想定宿泊単価が高かったのは大阪市城東区で22,896円、次いで大阪市東成区の21,100円、大阪市天王寺区の14,997円と続きます。

※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?大阪では、宿泊日数規制が2泊3日以上へと緩和された特区民泊において、どれほど認定件数および物件の稼働率が増えるのか、今後の展開に期待したいところです。東京、京都と並んで引き続きインバウンドの聖地でもある大阪では、他の地域と比較して合法かつ長期的な民泊運用の土壌ができており、ますます競争は激しくなることが予想されます。ぜひデータも活用しながら戦略的な民泊運用を心がけましょう。

さらに詳細なデータについては、下記より最新版の大阪府の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。

【転載元】BnB Insight「【最新版!2017年1月1日時点】大阪府の民泊・Airbnb件数・稼働率・宿泊単価」
【参照サイト】BnB Insight

(Livhub 編集部)

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Livhub 編集部

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