ここでは、2016年12月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、大阪府の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。
大阪では、12月6日に大阪市議会が特区民泊の利用日数上限を「6泊7日」から「2泊3日」に緩和する条例改正案を可決するなど、合法民泊の推進に向けた積極的な姿勢を見せています。「2泊3日」による特区民泊は来年1月からスタート予定で全国でも初の取り組みとなるため、制限緩和後にどの程度特区民泊施設の宿泊予約が伸びるのか、注目が集まっています。
それではさっそく大阪府の最新の民泊状況について見ていきましょう。
大阪府のAirbnb掲載件数
2016年12月1日時点での大阪府内の掲載件数は、前月比と同水準となる11,930件でした。地区別に見ると、最も多いのが大阪市で11,517件、次いで大阪市中央区が4,179件、大阪市浪速区が2,584件、大阪市北区が712件となっています。
掲載件数が100件以上の地域で前月比が一番高かったのは106.2%増となる大阪市西成区で691件、次いで大阪市中央区が102.1%増となる4,179件、大阪市浪速区が102.1%増となる2,584件、大阪市阿倍野区がマイナス100%減となる112件となっています。
大阪府のAirbnbホスト数
2016年12月1日時点での大阪府内のAirbnbホスト数は前月比マイナス99.7%減となる3,785名でした。地区別に見ると、最も多いのが大阪市で3,588名、次いで大阪市中央区で1,490名、大阪市浪速区が1,142名、大阪市北区が384名となっています。
大阪府のAirbnb稼働率
2016年11月の大阪府のAirbnb稼働率は前月比3.3%増となる54.4%でした。大阪の宿泊施設は例年8月から1月にかけて徐々に稼働率が低下する傾向にありますが、民泊施設全体としては10月と比較しても稼働率は好調のようです。大阪市内を地区別に見てみると、最も稼働率が高かったのは淀川区で62.7%、次いで東淀川区で62.1%、福島区が61.4%と続きます。
大阪府の想定宿泊単価
2016年11月の大阪府のAirbnbの想定宿泊単価は前月比531円増となる12,204円でした。地区別に見ると、最も想定宿泊単価が高かったのは茨木市で105,191円、次いで藤井寺市の30,763円、吹田市の19,685円と続きます。
※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?大阪では特区民泊の宿泊日数制限の緩和に伴い、今後さらに民泊の競争が激化することが予想されます。また、合法民泊の裾野が広がったことで、今後は違法民泊に対する取り締まりがさらに強化されることが予想されますので、大阪で長期的に民泊運用を行いたい方はぜひ特区民泊の仕組みを活用することをおすすめします。
さらに詳細なデータについては、下記より最新版の大阪府の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。
【転載元】BnB Insight「【最新版!2016年12月1日時点】大阪府の民泊・Airbnb件数・稼働率・宿泊単価」
【参照サイト】BnB Insight
(Livhub 編集部)
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