ここでは、2016年11月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、北海道の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。
北海道では例年、避暑期間にあたる7月~9月にかけてホテルの稼働率が上がり、10月になると稼働率が落ち込む傾向にありますが、民泊の稼働率も同様の傾向を示しており、前月と比較して低下傾向にあります。11月、12月にかけては更に稼働率が落ち込む可能性もありますので、民泊ホストの方々はこの季節変動を見越した民泊運用が求められそうです。
それではさっそく北海道の最新の民泊状況について見ていきましょう。
北海道のAirbnb掲載件数
2016年11月1日時点での北海道内の掲載件数は、前月比106.3%増となる1,470件でした。地区別に見ると、最も多いのが札幌市で906件、次いで札幌市中央区が452件、倶知安町が140件となっています。
前月比が一番高かったのは倶知安町で107.7%増となる140件、次いで札幌市中央区が105.2%増となる452件となっています。件数自体はまだまだ少ないものの、札幌の中心部においても民泊物件の数は着実に増加しているようです。
北海道のAirbnbホスト数
2016年11月1日時点での北海道内のAirbnbホスト数は前月比103.5%増となる659名でした。地区別に見ると、最も多いのが札幌市で421名、次いで札幌市中央区で242名、倶知安町が57名となっています。
北海道のAirbnb稼働率
2016年10月の北海道のAirbnb稼働率は前月比マイナス-6.4%減となる42.3%でした。地区別に見てみると、札幌市全体では44.3%、札幌市中央区で48.6%、倶知安町で32.3%となっています。7月~9月のトップシーズンが終わった北海道では稼働率は減少傾向にあるようです。
北海道の想定宿泊単価
2016年10月の北海道のAirbnbの想定宿泊単価は前月比271円減となる14,519円でした。地区別に見ると、最も想定宿泊単価が高かったのは倶知安町で36,859円、次いで札幌市中央区の12,644円と続きます。
※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?北海道は国家戦略特区には含まれていないため、特区民泊の宿泊日数制限の恩恵を受けることはできませんが、訪日外国人ゲストからの観光ニーズは引き続き高いため、旅館業法簡易宿所を取得した宿泊施設の運用も今後は増えていきそうです。
さらに詳細なデータについては、下記より最新版の北海道の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。
【転載元】BnB Insight「【最新版!2016年11月1日時点】北海道の民泊・Airbnb件数・稼働率・宿泊単価」
【参照サイト】BnB Insight
(Livhub 編集部)
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