旅行情報サイトを運営する株式会社ベンチャーリパブリック(以下:ベンチャーリパブリック)は4月1日、同社が運営する国内最大級の旅行比較サイト「Travel.jp(トラベルjp)」において、民泊の総合情報提供および検索・比較サービスを開始すると公表した。
Travel.jpは、大手旅行会社ら約200社が販売する100万件以上の格安航空券、国内外のパッケージツアーを一括検索・比較することができるサービスで、国内約30,000軒、海外約650,000軒のホテル・宿も横断で検索できるようになっている。ベンチャーリパブリックは同サイト上で民泊サイトの宿泊物件情報も一括検索・比較できるようにする。
現在サイト上には、民泊を利用する様々なメリットやAirbnbなどをはじめとする各民泊サイトの特徴、国内外の様々な観光・地域・文化・アクティビティに詳しい旅行ナビゲーターによる民泊についてのアンケート結果、民泊利用に関するQ&A、また実際に民泊を利用した方の声などが掲載されているが、今後は民泊の比較サービスをはじめとして様々な民泊関連サービスの拡充を展開予定とのことだ。
現在、民泊サイトとしてはAirbnbが圧倒的なシェアを誇っているものの、海外では他にもエクスペディアグループのHomeAway、トリップアドバイザーグループのFlipkey、シンガポール発のRoomorama、ドイツ発のWimduなど様々なサイトが存在している。また、今後は民泊規制緩和を受けて日本初の民泊サイトも増えていくことが予想されるほか、自在家や途家など中国勢の動きも見逃せない。
民泊サイトの横断型検索サイト大手としてはTripping.comが有名だ。また、オンライン旅行予約世界最大手のエクスペディアも先日、同社が買収したHomeAwayの掲載物件を同社の運営する旅行予約プラットフォーム、Expedia.comやHotels.comに統合することを公表している。上記のように複数の民泊サイトが台頭してくることで、今後はこうした横断型検索サービスへの需要も高まっていくはずだ。今後の展開に期待したい。
【参照リリース】『Travel.jp』、民泊の総合情報ページを開設~民泊の検索・比較サービス立ち上げへ~
【参照ページ】旅行情報サイト『Travel.jp』
(Livhub ニュース編集部 平井 真理)
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