otomo、三井住友海上と契約、旅行者とガイドに保険を無償提供。業界初のガイド向け休業補償も

otomo、三井住友海上と契約、旅行者とガイドに保険を無償提供。業界初のガイド向け休業補償も

インバウンド旅行者向けのプライベートツアーサービス「otomo(オトモ)」を運営するotomo株式会社は、三井住友海上火災保険株式会社と包括保険契約を締結し、旅行者とガイドがサービス利用中に遭った事故、トラブルを無償で補償する。また、ガイドが事故やトラブルで就業不能となった場合の報酬を補償するプログラムを独自で開始する。副業でガイドを務める人が増えており、より安心して活動できるよう配慮した。

otomoが契約者として三井住友海上の「事業者向け個人賠償責任保険」をはじめとする各種保険商品に包括的に加入、旅行者とガイドに対してサービスのツアー中に発生した事故、トラブルによる傷害での入院・通院、最大1億円までの賠償責任を補償する。3月1日以降に実施するすべてのツアーに無償で附帯され、旅行者とガイドの費用負担や手続きは不要。さらにトラブル発生時には、14か国語に対応する三井住友海上の事故受付センターで円滑な問い合わせ対応を行う。

また、独自で「ガイド向け休業補償プログラム」を開始した。所定の条件を満たした場合、ツアー中の事故やトラブルでガイドが就業不能となった際の報酬を、50万円を上限として補償する。

ガイド向け休業補償プログラム

旅行保険未加入者が旅行中にケガや体調不良で治療を受けた場合、高額な医療費負担を強いられる。しかし、観光庁が2017年度に実施した訪日外国人旅行者の保険加入に関する調査では、未加入率は約3割と決して少なくない。また、同社が旅行者とガイドに対して実施したアンケートでは、8割近くがツアー中の事故やトラブルに対する補償・サポートを求めていた。加えて近年は副業の従事者が増えており、同社サービスに登録するガイドも6割は副業という。より安心してガイドとして活動してもらうため、今回の保険導入に至った。

三井住友海上との契約による保険は、サービスを利用する旅行者とガイドを対象に、旅行者はツアー開始時(ガイドと合流)から終了時(ガイドと解散)まで、ガイドはツアー参加を目的として自宅を出発してから帰宅するまでを補償範囲とする。第三者賠償保険は最大1億円、傷害保険は死亡・後遺障害500万円、入院は1日5,000円、通院は1日3,000円を補償する。

ガイドを対象にした独自プログラムでは、同社所定のサービス利用実績を有するガイドは、事故やトラブルに遭った場合、傷害保険の適用を受け、就業不能である旨を証明する診断書を同社に提出することで、診断書記載の就業不能期間(上限3か月)、同社サービスにおける過去3か月間の平均ガイド報酬額の80%(総額上限50万円)が補償される。

otomoは、訪日外国人旅行者向けに、国内各地域の外国語スキルを持つ人材(外国語人材)をガイドとして紹介するサービス。英語・中国語・広東語・韓国語の4言語に対応し、関東圏1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)にて合計150種類以上のツアープランを提供している。ガイドは、18歳以上で一定レベル以上の外国語スキルを有していれば、国籍や職業、資格を問わず、誰でも登録可能。サービスは今年1月に正式リリース、2月時点で300名以上(うち通訳案内士約3割)がガイドとして登録しており、年齢は20代から60代まで、職業は学生や会社員、主婦、定年退職者など幅広い層が活動している。

otomo利用分布

【ウェブサイト】ツアー附帯保険サービス
【ウェブサイト】事故・トラブルに備えたガイドサポート
【ウェブサイト】otomo ツアー予約ページ
【ウェブサイト】otomo ガイド登録ページ

(Livhubニュース編集部)

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