シゴト交流サイト「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社は3月8日、Airbnb(エアビーアンドビー)を利用し就職活動で上京する学生先着20名を対象に、宿泊費を50%キャッシュバックするキャンペーン「地方学生インターン宿泊費支援キャンペーン」の実施を公表した。
Wantedlyは、現在10万人を超える学生ユーザーに利用されているビジネスSNSだ。コミュニティー上での名刺管理や、プロジェクトへのエントリーが可能となっている。昨年2016年には1万4千件以上の学生向けの募集が掲載され、インターンシップや就職活動にも利用された。
「地方学生インターン宿泊費支援キャンペーン」は、Wantedly経由でインターンに参加する学生へ向け、Wantedlyが用意するWishlist上からAirbnb物件の予約をすると、先着20名まで、最大1週間分の宿泊費用が半額になるという内容だ。首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)以外の地域に現在住んでいる大学生・大学院生が対象となる。
Wantedlyでは、インターンのために上京してもらう際に、Airbnbを利用し、地方学生の宿泊場所を確保してきた。地方学生にとって、交通費や宿泊費の負担は大きい。株式会社サポーターズの調査によると、地方学生の就活にかかる平均費用は関東学生の平均と比べて約6万円も高く、27.3%が就職活動のために5回から10回上京し、43.9%が2日から3日滞在しているという。こうした負担を軽減するため、同キャンペーンの開始に至った。キャンペーンは2017年3月31日まで行われる。
Airbnbにおいても、2015年に「アウェイで勝つ。Airbnbでホーム受験しよう!」という受験生向けキャンペーンを行っている。受験や就活など、ストレスの多い状況下で自宅のように安全で快適な物件で過ごせることはメリットが大きいようだ。
受験シーズンや就職活動シーズンにあわせた民泊物件の提供は、ユーザーニーズを汲む意義ある取り組みだ。こうした時期における民泊の利用促進に期待がかかる。
【参照リリース】WantedlyがAirbnbを利用し、学生の負担を軽減 就職活動で上京する地方学生の宿泊費を支援するキャンペーンを実施
【応募ページ】地方学生インターン宿泊費支援キャンペーン
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
最新記事 by 平井 真理 (全て見る)
- アソビシステム、Airbnb Japanと包括連携協定を締結。原宿カルチャーがAirbnbで体験できる - 2018年3月20日
- Airbnb、福岡で「体験」サービス開始。商店街活性化のモデルケース作りへ - 2018年3月20日
- 日本初クラウドホテル「SEKAI HOTEL」と民泊総合研究所、共同セミナー開催へ - 2017年7月11日
- Airbnb、全予約の14~27%が「おひとりさま」。「体験」を活用した1人旅が人気に - 2017年7月7日
- AMBITIONの特区民泊事業認定東京第2号物件、AirTripで予約販売開始 - 2017年7月7日