株式会社メタップスのグループ会社で民泊関連サービスを提供する株式会社VSbias(ブイエスバイアス)は10月18日、民泊運用をしている個人・法人の物件管理者向けに、民泊予約仲介サイトの管理一元化ツール「AllinBnB」のβ版を公開した。10月17日に無料提供を開始している。
「AllinBnB」では、民泊運用で発生する予約管理や清掃手配などの基本業務を自動化することで、運用業務に追われがちなホストの大幅な業務軽減を実現する。複数ある予約サイトの運用を一元管理化することで、収益を30%向上させることに成功したという。
β版では、主に5つの機能を使用することができる。
まず、物件登録に関して、AllinBnBと連携している複数の民泊サイトに物件の登録を自動で行うことができる「自動登録」機能がある。収益向上を目的とする機能であり、物件の露出度を増やす。β版ではAirbnbと自在客に登録可能となっている。
管理に関する機能は2つ用意されている。1つは複数の民泊サイトに分散している予約状況を一画面で確認できる「予約管理」機能だ。ダブルブッキングや機会損失等のリスクをなくすための機能であり、予約完了時やキャンセル時にカレンダーが自動更新される。もう1つは複数の民泊サイトに分散されているメッセージを一元管理できる「メッセージ管理」である。レビューの向上につながる機能であり、ゲストからの問い合わせに対する自動返答や、チェックイン前、チェックアウト後に送る定型メッセージの自動送信を可能とする。
さらにゲストが部屋を使用した後に毎回対応が必要となる清掃に関しては、管理画面上でゲストがチェックアウトする日の清掃手配を行うことができる「清掃の自動手配」も実装している。清掃業者への発注業務を自動化し、発注された清掃はAllinBnBと提携する業者が対応する。
収益に関しては、複数サイトから収支に関わる情報を自動集計し、レポートを作成する「収益レポート」機能がある。運用までにかかった初期コストを入力することで、投資回収月の予測も可能となる。
AllinBnBはビッグデータ解析に基づいた価格や割引額の調整に加え、写真や文書などのクリエイティブの最適化を自動化することができる機能も備えており、β版で提供されている機能についてはAllinBnBのリリース後にも無料で利用できる。複雑な運用業務で手一杯になっている方は、試しに使用してみてはいかがだろうか。
【サービスサイト】AllinBnB
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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