ネクスト、6月から国内の民泊予約サービス「Lifull Stay」の試験運用を開始

不動産・住宅情報サイト「HOME’S」を運営する株式会社ネクストは5月10日、来月6月より民泊予約サービス「Lifull Stay」の試験運用を開始すると発表した。これに先立ち、5月10日から先行して「Lifull Stay 相談センター」にて事前登録および民泊の集客や営業に関する各種相談の受付を開始する。

「Lifull Stay」は、国内の民泊施設をサイト上で紹介する民泊予約サービスで、6月より開始予定の試験運用段階では、旅館業法に則って営業許可を取得済の適法な宿泊施設を対象とし、情報掲載料やサイト利用料は無料とする。

2016年4月現在、ネクストは基幹事業である不動産・住宅情報サイト「HOME’S」において約688万件の物件を掲載している。同社は、現在厚労省が中心に検討を進めている登録制を柱とした民泊の新法が施行され、日本国内においても住宅の民泊への転用が進めば、この国内最大規模の物件データベースは民泊分野でも強みになるとしている。

ネクストの代表取締役社長を務める井上氏は既に今年の3月に民泊事業への参入意思を表明しており、同社の豊富な物件データベースを活用してまずは国内の旅行者を対象に民泊サービスを提供する姿勢を見せていた。(※参考記事:DIAMOND ONLINE「民泊参入を準備するHOME’Sの勝算」)

「Lifull Stay」は6月から試験運用開始とのことだが、適法物件のみを対象とした民泊仲介サイトとしてどこまで規模を拡大できるのか、今後の展開に期待がかかる。

【参照リリース】2016年6月より、民泊予約サービスの試験運用開始

(Livhub ニュース編集部)