民泊協会、サイト上で会員募集開始。民泊ルール制定に協力

民泊の事業者による自主管理を目指す、一般社団法人民泊協会は4月30日、団体割引での保険適用や統計データの解析、アンケートの収集を実現するべく、同協会のウェブサイト上で会員募集を開始したと公表した。

アンケート等の情報を元に、民泊サービス提供者の声を内閣府に届け、民泊のルール制定に協力する予定だという。民泊に対して実効性のある規制を設け、社会から認められる健全な民泊を推進していく狙いだ。

現在の会員構成は、旅館業及び特区民泊の許認可取得者である「正会員」、新たに旅館業及び特区民泊の許認可取得を目指す者である「準会員」、当協会の理念・趣旨に賛同する民泊関連事業法人及び団体である「賛助会員(特別賛助会員)」の141名である。

一般社団法人民泊協会は、「民泊施設及び事業者の質向上」、「民泊に関わる各種調査研究の実施」、「交流と連携の推進」、「地域経済の活性化」を目指しており、「日本社会に合った安心・安全な民泊育成のための法整備」、「民泊サービス提供者への啓蒙・情報提供を行い、安心安全な民泊の実現」、「国民、諸業界の理解を広く得て、日本社会に適合する民泊の育成」を行っていく見通しだ。

今年度は会員数1,000名を目標にしている。民泊の運用は個々の判断に委ねられている部分が多く、マニュアルも存在しない。これらの需要は現行法では対応できない部分も多いと推測される。このような団体を通じた情報交換が、諸問題の解決の糸口となるのか、今後の展開に期待したい。

【参照ページ】民泊の事業者で構成される(一社)民泊協会が公式HPにて会員募集を開始。
【参照ページ】一般社団法人民泊協会

(Livhubニュース編集部 平井 真理)

The following two tabs change content below.

平井 真理

東京都出身。これまでダイエットアプリ、霊廟、ゲームなど幅広い業界での商品紹介やノウハウなどのライティング経験あり。ウェブライターの経験を活かし、主に民泊・Airbnb関連のニュース記事の執筆を担当。