株式会社トマルバ(以下:トマルバ)は8月31日、民泊やバケーションレンタル、ゲストハウス向けに各家電の操作・周辺状況の確認・設備マニュアルの観覧ができるiOSアプリ「Smart Vacation Rental Pad(Smart VR Pad)」を9月上旬より順次運営施設に導入していくことを公表した。

Smart Vacation Rental Pad メイン画面
「Smart VR Pad」は宿泊施設に備え付けられたiPad端末にインストールするiOSアプリだ。日本語が話せないゲストでも操作やサービスの利用を気軽にできるようにする。常にアプリが起動している状態になり、そのアプリから設備マニュアル・各家電の操作・周辺状況を確認できるようになるため、ゲストは部屋の設備など各種操作に困らなくなる。
さらに、温度設定の遠隔操作を行ったり、リモコン操作が可能なスマートホームデバイスや、一定以上のデシベル数の音を検知すると知らせる音感知センサーも備わっている。今後導入される機能として、スマートロック・オペレーターヘの連絡・タクシー手配、デリバリーサービスなどが開発中であり、より利便性が向上する予定だ。
導入施設は最先端のIoT設備を取り入れた京町屋のゲストハウス「宿ルKYOTO 和紙ノ宿」など10施設以上のトマルバが運営する施設だ。2017年中に50施設以上への導入を目指す。

トマルバは主に一棟貸し宿の、企画、運営、集客を行っており、空き家問題や、子高齢化による人口減少と訪日外国人からのニーズの高さから町屋・古民家再生に特化している。また、施設運営だけでなく、町家の仕入れ、ブランド設計、リフォーム、集客戦略、運営までワンストップで提供し、Smart VR Padではゲストへのおもてなしをサポートする。
(Livhubニュース編集部 平井 真理)


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