民泊運営管理システム「m2m Systems」を展開するmatsuri technologies株式会社(以下、マツリテクノロジーズ)は5月23日、Das Capital Pte.Ltd(以下、Das Capital)、株式会社ファンドクリエーショングループの子会社である株式会社ファンドクリエーション(以下、ファンドクリエーション)およびリンキンオリエント第一号投資事業有限責任組合(以下、リンキンオリエント)から資金調達を実施したこと、およびファンドクリエーションと資本業務提携を行ったことを公表した。
今回の資金調達により、マツリテクノロジーズは今年5月に登録施設数が15,000件を突破した民泊管理ツール「m2m Systems」をはじめとする民泊運営支援ツールの機能拡充を図る。また、ファンドクリエーションとの資本業務提携により、共同で民泊マンスリーファンドを組成する。これにより、民泊運営を行う際の課題であった消防・各種申請費用等に要する多大な資金のサポートなど、資金面でもオーナーを支援する体制を整える。このほか、民泊新法施行後に運用を行うか検討中のオーナーの物件や住宅宿泊事業を運営可能な物件を積極的に借り上げ、物件オーナーを支援する方針だ。
Das Capital代表取締役の木村新司氏は多くの企業への投資実績がある。投資先はニュースキュレーションサービスを提供する株式会社Gunosyや人材採用に特化したSNSを運営するウォンテッドリー株式会社、国内仮想通貨取引所を運営する株式会社bitFlyer、音楽ストリーミングサービスを運営するSpotifyなど。現在はAnyPay株式会社の代表取締役を兼任しながらDasCapitalの代表として「規制緩和」「技術革新」「新興国」をキーワードに投資している。
ファンドクリエーションは「投資家ニーズに立脚した魅力的なファンドの開発」を事業コンセプトに据え、日本の不動産・太陽光発電設備・上場株・未上場株、中国の不動産・A株・未上場株、アジアの新興国株などの新しい投資対象を発掘するほか、個人投資家・富裕層・機関投資家などから投資ニーズを汲み上げ、それらを同社およびグループ会社が持つノウハウや金融技術と組み合わせることでさまざまなファンドを投資家に提供している。
リンキンオリエントは、ファンドクリエーションと中国有数のベンチャーキャピタルである「フォーチュンリンク」が協業して運用を行うベンチャーキャピタルだ。フォーチュンリンク代表の阚治东氏は1990年に初代総裁として申銀証券を設立するなど中国証券市場の創設を主導し、2000年にフォーチュンリンクを設立して以降、ベンチャー投資で数々の実績を残している人物だ。リンキンオリエントはフォーチュンリンクのノウハウ・ネットワークを活用することで、上場・経営の支援や中国進出支援を行っている。
これらの企業からの資金調達を実施し、不動産テック企業として事業拡大を図るマツリテクノロジーズの今後に注目だ。
【コーポレートサイト】matsuri technologies株式会社
(Livhubニュース編集部)
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