マハロコム、業界初となる民泊ホスト向けのゲスト送客事業「MAHALObnb」を開始

インバウンド事業を手がけるマハロコムは2月18日、新たにAirbnb・民泊の稼働率を向上するサービス、「MAHALObnb (以下:マハロビーアンドビー)」を開始すると発表した。

「稼働率の低い部屋、立地の良くない部屋も大歓迎」というこのサービスは、今年4月の民泊解禁に向けた、既存のAirbnbホスト・民泊事業主や新たな事業展開を望む代行会社のためのサービスだ。

日本国内におけるAirbnb物件数は前年比374%、21,000件と急増している。4月には民泊が旅館業法上の「簡易宿所」扱いとして本格解禁となる予定だが、マハロコムによると、今後は資本力に勝る大手企業の参入により既存のAirbnbホストが苦戦を強いられる可能性が出てくるという。実際に、渋谷や浅草などの人気観光地や駅近物件を除けば都内だけをみても現在1万件におよぶ登録数の急増により、稼働率の低い物件が数多く見受けられるとのことだ。

このようにAirbnbや民泊を取り巻く競争環境の激化が予想されるなか、MAHALObnbはAirbnbホストと旅行会社を仲介することで稼働率の低い物件にも訪日外国人を呼び込むチャンスを提供する。

例えば駅から遠い物件には、車付きのガイドコースの旅行企画を立てる、不便な場所にある社宅やマンション1棟などの大型物件で利益を出したい場合は団体旅行者の貸し切りバスツアーなど、旅行会社との提携の強みを活かした提案をしていく。

また、レビューリマインドによる上位表示、旅行シーズンの適正価格の設定、時には値引き交渉などのメールや電話のやり取り等を代行することで、Airbnbホストの手間を軽減するという。現在、対象エリアは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の4箇所で、順次拡大していく予定だ。

MAHALObnbのサービスは、Airbnbホストの収益向上・安定化につながる心強いサービスだ。こうしたユニークなサービスの登場により、これまでは収益を上げるのは難しいと考えられていた地域においてもAirbnbをはじめる敷居も低くなっていくことを期待したい。

【参照サイト】MAHALObnb

(Livhubニュース編集部 平井 真理)