観光庁は3月31日、「宿泊旅行統計調査」の平成29年1月(第2次速報)、平成29年2月(第1次速報)を公表した。
平成29年1月の延べ宿泊者数は3,610万人泊で、前年同月比+0.8%であった。外国人延べ宿泊者数は、620万人で、前年同月比+8.0%。延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は17.2%。調査を開始した平成19年における同時期と比較すると約4倍であり、調査開始以来の最高値であった。
平成29年1月の外国人延べ宿泊者数について、三大都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫)と地方部における対前年同月比を比較すると、三大都市圏で+9.6%、地方部で+6.0%であった。
また、2月の延べ宿泊者数は3,585万人泊で、前年同月比-2.6%であった。外国人延べ宿泊者数は583万人泊で、前年同月比-4.5%であった。
客室稼働率は、平成29年1月で52.4%、2月で59.9%。リゾートホテル、シティホテルのほか、すべての施設タイプにおいて、稼働率が全国で最も高かったのが大阪府であった。平成29年1月に客室稼働率が80%を超えた都道府県は、リゾートホテル及びシティホテルにおける大阪府のみ。これは平成28年1月と同じ結果であった。都道府県別延べ宿泊者数上位4都道府県においても、前年同月と同一であった。
九州地方の客室稼働率は、福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県で前年同月比プラスとなった。また、九州全体では前年同月比+4.8%、外国人延べ宿泊人数で見ても+6.8%となり、前年同月比で全国平均を上回った。
外国人延べ宿泊者を出身国別で見てみると、平成29年1月では、第1位が中国、第2位が韓国、第3位が台湾、第4位が香港、第5位がアメリカで、上位5か国・地域で全体の75.5%を占めた。
伸び率でみると、ベトナム(前年同月比+72.0%) 、インドネシア(前年同月比+55.3%)、マレーシア(前年同月比+44.0%)等が大幅に拡大した。
【参照ページ】宿泊旅行統計調査(平成29年1月・第2次速報、平成29年2月・第1次速報)
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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