エクスペディアグループのバケーションレンタルサイト「HomeAway」は3月13日、アメリカの「ユニークなスモールラグジュアリー物件」を公表した。
紹介するのは、2019年の宿トレンドのひとつである「タイニーハウス」だ。タイニーハウスは、アメリカ発祥のムーブメントで、アメリカンドリームを代表するような「モノ」にこだわる時代から「シンプルに豊かに暮らしたい」と移り変わるニーズを反映している。日本も例外ではなく、アメリカ同様に自然の家や暮らし方を見直したいと考える人びとから注目されている。
まずは、ワイオミング州にあるモダンなデザインのキャビンだ。アメリカの北西部に位置し、大自然に囲まれたワイオミング州のジャクソンとティトンの中心的な場所にある。約37㎡の小さなキャビンだが、ベッドはキングサイズ、暖炉や野外にはジャグジーが完備されるなど、設備も充実している。ジャクソンホールマウンテンリゾートのスキー場や、グランドティトン国立公園も近く、ジャクソンタウンスクエアから車で約10分ほどの場所にあるファイアサイドリゾートは、冬のスキーやスノーボード、ハイキング、キャンプ、マウンテンバイク、トレイルランニング、登山など、年間をとおしてアクティビティを楽しむことができる。ペットも同室可能のため、ペット連れの旅行にもおすすめだ。2月28日時点で1泊31,714円、4人で泊まると1人あたり7,928円となる。
次は、コロラド州にあるプライベート空間を満喫できるロマンチックなタイニーハウスだ。2人用の約30㎡のコテージであるものの、暖炉や収納スペース、外にはバーベキュースペースなどの設備が整っており、小ささを感じさせない作りだ。レストランやアートギャラリーなどが並ぶダウンタウンのカーボンデールから徒歩圏内のため、美しい街並みの散策、中庭でバーベキュー、近隣でゴルフ、ハイキングなど、アクティブに充実した時間を過ごすことができる。2月28日時点で1泊約11,086円、2人で泊まると1人あたり約5,543円となる。
アラスカ州には、プライベートサウナと大自然に癒されるキャビンがある。アラスカ州最大の都市であるアンカレッジから車で2時間の場所にあり、町にも10分でアクセスできる。5月1日から10月31日までの夏季限定のキャビンだ。生活用の薪を使ったプライベートサウナもあり、サウナに入ったあとは上のデッキでクールダウン。デッキからはデナリ、アラスカ山脈などの主要な山々、そしてスシトナリバーバレーの広大な景色を眺めることができる。2月28日時点で1泊約16,078円、4人で泊まると1人あたり約4,019円だ。
テキサス州には、自然の静けさに囲まれたオーダーメイドのトレーラーハウスがある。テキサス州の中東部、ウェーコから車で約15分の位置にある。清涼飲料ドクターペッパー発祥の地であるウェーコの、ドクターペッパー博物館はファン必見だ。同物件は30㎡あり、オーブン付きのキッチンやフルサイズのタイル張りのバスルーム、クイーンサイズのベッドも完備している。人里から少し離れた静かなエリアにあるため、ゆったりとした時間を過ごすことができる。街の喧騒から逃れて、さわやかな自然の空気と静けさに癒されたい方におすすめの物件だ。2月28日時点で1泊約11,187円、 2名で泊まると1人あたり約5,593円だ。
大切な人とひっそりと特別な時間を味わえるタイニーハウスは、豪奢な一軒家とはまた違った体験を楽しむことができる。ぜひタイニーハウスに宿泊する旅行計画を立ててみてはいかがだろうか。
(Livhubニュース編集部)
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