株式会社エボラブルアジア(以下、エボラブルアジア)は10月10日、株式会社エヌズ・エンタープライズ(以下、エヌズ社)を完全子会社化することを公表した。
エボラブルアジアは、エヌズ社の子会社化により、前期(17年9月期)連結取扱高約400億円を見込み、国内旅行商品(パッケージ商品)領域へ本格参入する。これまで航空券や宿泊先はそれぞれ予約する形だったが、一括で予約可能となる。また、エボラブルアジアはエヌズ社が運営するNEEDS TOUR(ニーズツアー)のスマートフォン対応を中心とした開発やマーケティングのサポートも行う。エヌズ社は、今期(18年9月期)の取扱高を約100億円と見込んでいる。
エボラブルアジアは2016年11月に総合旅行プラットフォーム「エアトリ(AirTrip)」をリリース、同サービスは国内航空券、海外航空券、国内のホテル・旅館、海外ホテル、民泊のそれぞれを一括検索し組み合わせることで最安値で予約できる旅行プラットフォームを運営してきた。ポイントの高還元も大きな特徴だ。一方のエヌズ社は、日本航空の専売認可代理店であるだけでなく、ジェットスター・ジャパンとの認可代理店契約も結んでおり、日本航空の国内線と沖縄・北海道を中心に質の高い宿泊施設を組み合わせた国内旅行商品を強みとしたサイト「NEEDS TOUR(ニーズツアー)」の運営と旅行代理店への卸売りを行ってきた。
エボラブルアジアは今回のエヌズ社の子会社化を、2020年の取扱高目標1000億円達成への足掛かりとする狙いだ。
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
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