「テラハク」運営の和空、ブッキング・ドットコムとパートナーシップ契約締結

世界最大のオンライン宿泊予約サイト「Booking.com(ブッキング・ドットコム)」の日本法人ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社と株式会社和空(以下、和空)は5月16日、和空が運営する、全国各地の寺社を宿泊・体験施設として提供する「テラハク」のサービス開始にあたり、パートナーシップ契約を締結したことを公表した。

本提携により、7月18日からのサービス開始を予定している「テラハク」に掲載するすべての施設をブッキング・ドットコムのサイトに掲載する。まずは約100寺社をブッキング・ドットコムに掲載し、両社は今後3年で約1,000寺社をブッキング・ドットコムに登録することを目指す。

テラハクは、寺社への宿泊や体験を利用者に提供することで、地方創生に貢献することを目的としたサービスだ。テラハクのサービス開始にあたり、日本天台三本山のひとつである滋賀県大津市の「三井寺」(園城寺)の参加も決定しており、三井寺境内の塔頭を活用し、参拝者が宿泊できる施設として公開予定だ。三井寺は、東に琵琶湖を見下ろす長等山の中腹に35万坪の広大な境内を有し、近江八景「三井の晩鐘」の地としても親しまれている。

テラハク-三井寺イメージ

三井寺(園城寺)境内にある塔頭

一方のブッキング・ドットコムは、43言語に対応し、226の国や地域、13万以上の目的地に登録されている2,800万以上のリスティング数を誇る宿泊予約サイトだ。なかでも日本は予約数世界8位と、同サイトにとって重要な市場となっている。

今回の提携にあたり、ブッキング・ドットコムの北アジア地区統括兼日本地区統括リージョナル・ディレクターのアダム・ブラウンステイン氏と、和空の代表取締役の田代忍氏はブッキング・ドットコム経由で世界中の多くのユーザーがテラハクを利用するようになることで、日本の魅力を発信する大きなきっかけになることを期待しているとコメントしている。

テラハクは昨年6月、日本国内向けのサービスとして公表していたが、今年3月にAirbnbとの業務提携を公表し、国内ゲストに限らずインバウンド旅行客まで対象を拡げることとなった。

今後、世界各国の旅行者がテラハクをとおして日本文化に触れることで、一時的な観光ではなく帰国後も心に残る特別な体験をするようになるだろう。

【公式サイト】テラハク
【関連ページ】寺に宿泊できる「テラハク」6月サービス開始に向け、Airbnbと業務提携

(Livhubニュース編集部)

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Livhub 編集部

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