ここでは、2017年3月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、東京都の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。
東京都では、2月に続々と大手企業らが民泊事業への参入を表明し、話題になりました。京王電鉄が百戦錬磨と提携のうえ、東京大田区において特区民泊を活用した一棟まるごと民泊マンション「KARIO KAMATA(カリオ カマタ)」をオープンしたほか、マンスリーマンションを手がけるレジデンストーキョーも、同じ大田区で民泊新法に対応した新築マンション「レジデンストーキョー大森西」をオープンすると公表しました。今後もインバウンドの聖地、東京では大手企業らによる民泊マンション開発が続々と進むと見られており、注目です。それではさっそく東京都の最新の民泊状況について見ていきましょう。
東京都のAirbnb掲載件数
2017年3月1日時点での東京都内の掲載件数は、前月比マイナス1.2%減となる16,162件でした。地区別に見ると、最も多いのが新宿区で3,435件、次いで渋谷区が2,156件、港区が1,282件、台東区が1,273件となっています。
掲載件数が100件以上の地域で前月比が一番高かったのは103%増となる江東区で242件、次いで墨田区が102.1%増となる693件、目黒区が101.1%増となる463件、北区が101%増となる326件となっています。
東京都のAirbnbホスト数
2017年3月1日時点での東京都内のAirbnbホスト数は前月比マイナス0.1%減となる7,333名でした。地区別に見ると、最も多いのが新宿区で1,633名、次いで渋谷区で1,317名、港区が827名、豊島区が677名となっています。
東京都のAirbnb稼働率
2017年2月の東京都のAirbnb稼働率は前月比5.1%増となる64.1%でした。1月と比較すると稼働率は大きく回復しました。地区別に見てみると、最も稼働率が高かったのは渋谷区で74.2%、次いで目黒区の73.6%、新宿区の69.5%、中央区の67.9%と続きます。
東京都の想定宿泊単価
2017年2月の東京都のAirbnbの想定宿泊単価は前月比490円減となる13,291円でした。地区別に見ると、最も想定宿泊単価が高かったのは中央区で17,775円、次いで品川区の15,427円、港区の14,993円と続きます。
※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?東京では民泊物件数もホスト数もついに頭打ちとなるなど、競争の激化が顕在化する結果となっています。一方で稼働率は1月からは大きく回復を見せており、これから3月、そして花見シーズンへの4月へと期待がかかるところです。
さらに詳細なデータについては、下記より最新版の東京都の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。
(BnB Insight 編集部)
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