ここでは、2017年1月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、福岡県の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。
福岡市では、昨年12月1日に改正旅館業法施行条例を施行し、フロントの設置義務緩和など、合法民泊推進に向けた一歩を踏み出し始めました。今回の改正を受けて初日から2件の申請の他に22件の相談があったとのことで、今後の盛り上がりが期待されるところです。また、北九州市では今年の1月から宿泊日数制限が2泊3日に緩和された特区民泊が始まっており、こちらも今後の動きに注目です。
それではさっそく福岡県の最新の民泊状況について見ていきましょう。
福岡県のAirbnb掲載件数
2017年1月1日時点での福岡県内の掲載件数は、前月比103.4%増となる1,671件でした。福岡市全体では1,562件、地区別に見てみると、福岡市博多区が791件、福岡市中央区が559件となっています。
掲載件数が100件以上の地域で前月比が一番高かったのは108.4%増となる福岡市博多区で791件、次いで福岡市中央区が102.2%増となる559件となっています。
福岡県のAirbnbホスト数
2017年1月1日時点での福岡県内のAirbnbホスト数は前月比マイナス97.4%減となる697名でした。福岡市全体では631名で、市内を地区別に見てみると、最も多いのが福岡市博多区で356名、福岡市中央区が261名となっています。
福岡県のAirbnb稼働率
2016年12月の福岡県のAirbnb稼働率は前月比6.3%増となる61.7%でした。地区別に見てみると、最も稼働率が高かったのは福岡市中央区で65.9%、次いで福岡市博多区の64.6%と続きます。
福岡県の想定宿泊単価
2016年12月の福岡県のAirbnbの想定宿泊単価は前月比113円減となる9,803円でした。地区別に見ると、最も想定宿泊単価が高かったのは福岡市博多区で10,805円となっています。
※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?福岡市は旅館業法の規制緩和は行ったものの、いまだ特区民泊の制度は活用していません。現状、福岡市内の民泊物件数は増加の一途をたどっており、その大半が無許可による営業となっています。今後、北九州市と同様に特区民泊を認めるのか、その動向が気になるところです。
さらに詳細なデータについては、下記より最新版の福岡県の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。
【転載元】BnB Insight「【最新版!2017年1月1日時点】福岡県の民泊・Airbnb件数・稼働率・宿泊単価」
【参照サイト】BnB Insight
(Livhub 編集部)
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